Vol.07-1 特集 現代ピアノで探るバロック音楽の世界
2008/06/30
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17世紀から18世紀半ばにかけて、日本では江戸時代前半にあたるバロック期に、ヨーロッパでは、王侯貴族やキリスト教会のもとでバロック音楽が栄え、現代ピアノの前身となる数々の鍵盤楽器が登場しました。この時代の音楽は、教会や宮廷でどのように演奏され、現イタリア、フランス、ドイツの地域ごとにどのような特徴をもって展開されたのでしょうか。各地で様々な形の音楽があったこと、バロックの自由さや、後の音楽に影響を与えた要素を知ることが、ピアノを演奏する上でとても役立ちます。それでは、バロック音楽の世界を、ご一緒に探っていきましょう。
電気も自動車もない、馬車の時代。コミュニケーション手段も発達していませんでした。アルプスに隔てられた北と南では、それぞれの地方にむかしから伝わる踊りや音楽を大切にしてきました。バロック音楽にもその違いが現れています。そして、商業の往来、吟遊詩人の登場、キリスト教会の活動によって、徐々に他地域の文化伝承、音楽の普及が進んでいきました。 鍵盤音楽では、教会のオルガン音楽と、宮廷のチェンバロ音楽が主流になります。神様に祈りを捧げる教会オルガンや聖歌隊の音楽は、ポリフォニーとして発展。宮廷では、お城の豪華なサロンに、着飾った貴族が集まって美しく装飾されたチェンバロを囲んで演奏やダンスを楽しみました。 |
Vol.7 INDEX
2008年6月30日発行 |
特集 現代ピアノで探るバロック音楽の世界 |
イタリアのバロック音楽~二部形式ソナタ |
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フランスのバロック音楽~クラヴサン曲 |
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ドイツのバロック音楽~ポリフォニー |
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・2008ピティナ・ピアノステップ 継続表彰コンサート ・イベント情報~もっとバロック音楽を学ぼう!楽しもう! |
ピティナ編集部
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