ピティナ・学校クラスコンサート

プロの音楽家による体感型の授業を子どもたちに届けたい

全国には、専門的に音楽を学んだ音楽専科の先生がいない公立小学校が多くあります。楽譜の読み方・楽器の仕組み・作曲家の歴史・楽器の演奏など、専門的な知識や技術を要する授業であっても、専門家でない先生が担当することも珍しくありません。そのため、生のピアノ伴奏で校歌を歌ったことがない子どもや、密に音楽を学ぶ機会を持てない子どもが多くいます。※
学校クラスコンサートは、プロの音楽家を小学校の音楽室に派遣し、本格的な演奏を間近で感じながら音楽を学ぶ体感型のコンサートです。ピアノの周りに集まってプロのピアニストの指の動きを見たり、ピアノの下にもぐって音が響く構造を知ったり、作曲家の歴史・各国の音楽の歴史について質問したり。45分の授業は、始終音楽家と子どもたちがコミュニケーションをとりながら進められます。子どもたちみんなが平等に学ぶ権利を持つ学校の現場と連携することで、より多くの子どもたちに豊かな音楽体験を届けることを目指しています。

    
  • 専門家の音楽の先生がいる学校であっても、より造詣の深い学びを得てもらうために開催することがあります。
  
実績

2005年の事業開始以来、多くの児童に「生の音楽体験」を届けています。

開催数 のべ1338回
児童数 13万7168名(2023年3月末時点)

寄付の使い道

地方の小学校ほど、音楽専科の先生の配属率が低かったり、音楽の授業環境が充実していない傾向があります。しかし、遠方になるほど派遣する音楽家の交通・宿泊費はかさんでしまいます。また、学校によっては、音楽の先生がいないためにほとんど使われず、状態の悪いグランドピアノを整備する資金が必要な場合があります。
いただいたご寄付は、音楽家の交通・宿泊費、および学校のピアノの調律代に使わせていただきます。(※)

  • 支部・ステーション・会員個人が地域コーディネーターとして経費を負担して主催する場合もあります。CrossGivingでいただいたご寄付は、地域コーディネーターがいないエリアでの開催に優先的に充当させていただきます。
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