ピアノ教室の発表会を無料見学しに行こう!

文字サイズ: |
2015/09/04
ピアノ教室の発表会を無料見学しに行こう!

ピティナ会員が開いているピアノ教室のうちの多くは、独自にピアノの発表会を主催しています。またその中でもかなりの数が、無料で見学できるものになっています。これからピアノを習い始めたい方、ピアノの先生を探している方はもちろん、これからピアノの先生になりたい方、発表会をどのようにおこなったら成功するのか模索中の方など、全国各地で催されている発表会に足を運んでいただけたら、きっと大いに参考になるのではないでしょうか。でも、これまでは、それらの発表会が、いつ・どこで開かれるのか、探しづらかったことと思います。そこでこのたびは、ピアノ教室紹介に掲載中のピティナ会員が主催する発表会を、一覧にして掲載することを始めました。コンペティションやステップとはまた一味違う、それぞれのピアノ教室の奏でる音色を、どうぞ体験してみてください。


教室紹介登録情報から見る発表会

教室紹介に掲載されているピアノ教室の中で、「発表会」の開催について情報を登録されているのは6,228件あります(2015/09/04時点)。そこから分かる、発表会開催の有無・頻度と、コンペティション・ステップとの併用の割合をグラフにしてみました。

発表会開催の有無
発表会開催の頻度
直近3年間でコンペまたはステップにも生徒参加をさせている教室
さらにその内でコンペ・ステップ両方に参加させている教室

グラフからは、過半数のピアノ教室が、毎年発表会をおこなっており、またそれだけでなく、コンペティション・ステップをあわせて活用されていることが分かります。直近3年間でコンペティション・ステップに参加しているピアノ教室の内、両方とも参加されている割合が高いことも見て取れました。


発表会の活用方法を先生にきいてみました
お話の要旨~大事なポイント4点
  • 生徒さんが自分自身の成長を感じられる発表会にすること
  • それを聴きに来た保護者の方もお子さんの成長を実感できるようにすること
  • さらにお客様も楽しめる場にすること
  • 何より先生自身が楽しめること
発表会は、生徒の成長を実感する重要な機会。

発表会で一番重視しているのは、ソロでの演奏です。ピアノ教室である以上、上手に弾けるようになることは必要であるし、保護者の方もそれを求めています。ですから、「1年でこれだけ成長しました」というのを実感していただくことが大事で、それはピアノを続けてもらえる大きな理由になっていると思います。

一方で、アンサンブル企画では、生徒が楽しい時間を過ごせるように、というのを第一に考えています。アンサンブルには、お互いのコミュニケーションも必要とされますから、そういった能力も身につく良い機会になります。

生徒たちは発表会が楽しみでしかたない

本番までには、もちろん辛いことや大変なこともありますが、その先に大きな達成感があるので、生徒たちも発表会が大好きです。本気になって取り組む。「発表会に出たくない」という生徒はいません。保護者の方たちもお互いに、お世辞ではなく「○○ちゃん上手になったね!」と褒め合う空気ができています。長年の積み上げでできあがった雰囲気だと思いますが、毎年、発表会を通じて、教室全体の一体感がいっそう高まるのを感じています。

「発表会」=クラシック曲で成長を披露する機会/「ステップ」=好きな曲を楽しんで弾く機会

発表会/ステップどちらも、生徒たちほぼ全員が参加していますが、使い分けをかなり明確にしています。発表会では、全員にクラシック曲を演奏させ、保護者の方に成長を実感してもらうというのが、第一義です。全員の曲目が被らないように配慮もします。

ステップでは、好きな曲をなんでも弾いてよい、全員が同じ曲になってしまってももちろんOKとしています。そしてどちらかというと、ステップの方が準備期間も短い。それぞれ楽しみ方は違いますが、どちらも生徒たちは活き活きと参加しています。

発表会は、教室「最大の宣伝ツール」

発表会を聴きに来たことがきっかけで、入会を希望してくる方がいます。今年もそれで生徒の枠がいっぱいになってしまいました。お子さんよりも、保護者の方が「この教室に入会させよう!」と決意されることが多いですね。「自分の子どもにもこのステージに出て欲しい」という憧れのステージになっているのかもしれません。

自分としても、発表会がきっかけで入会希望してもらえるのは、自分の指導方法を理解していただいた上でのことと思えるので、とても嬉しいです。入会後も、お互いに意思疎通ができているのでコミュニケーションがスムーズにとれています。

発表会で一番楽しんでいるのは「自分自身」

準備には大変なこともあるし、毎年反省点もありますが、発表会を一番楽しんでいるのは、自分自身ですね。自分が楽しんでいる姿を見せると、それが生徒にも伝わって、生徒も楽しんでくれるのだと思っています。

マンネリになってしまっていたり義務感で発表会をやっている、という悩みを耳にしますが、一度、ご自身が一番に楽しむことを意識して取り組んでみてはいかがでしょうか。

絶対成功する! ピアノ発表会~やっておきたい50のこと~
熊谷 麻里
ヤマハミュージックメディア
売り上げランキング: 185,680


発表会の見学をきっかけに入門した生徒の声
伊藤 三絵子さん (指導会員)
熊谷麻里先生の発表会を見学したことがきっかけで、長男を入門させることに。熊谷先生の発表会に出演することはもちろん、A2級・導入1からをはじめとしてコンペティション・ステップにも意欲的に参加中(4年間で通算18回の参加)。今年の春からは、次男も一緒にレッスンへ通っている。
熊谷先生の発表会に行ったきっかけは?

当時、私自身がピアノ教室を始めて2年目くらいでしたので、 発表会周りをたくさんしました。噂の発表会があれば、東へ西へとかなりのお教室の発表会を見ていました。

入門のきっかけは?

先生の発表会を聴いて感じたのは、そこに「お教室のピアノの音色」があったことでした。そしてその音色がとても好きになりました。どの子も、「自分の歌」を持っていて素敵だと思いました。また、アンサンブルにも力を入れられていて、先生の明るさ、楽しさが前面に見えたのです。この先生のレッスンは楽しそうだと思いました。それらは全て直感でしたが、今も間違いなかったと思っています。

発表会を見に行くメリット、意義とは?

発表会は、お教室の雰囲気や先生の「音」を知る最もわかりやすい機会だと思います。実際に、熊谷先生のお教室に入門して、レッスンを受けていても、発表会の雰囲気がそのままのような感じです。私は指導者という立場ですが、同時に親の立場でもあります。それらを並存させ、熊谷先生のような、誰が見ても楽しくて、素敵な発表会を目指していこうと思っています。
指導者として、これからもたくさんの発表会を観に行って勉強していきたいと思っていますので、今回のこの「無料で見学できる発表会一覧」の企画は、本当に大変ありがたく思います。


教室紹介の詳細ページにも掲載されます

発表会を登録しているピアノ教室は、一覧に表示されるだけでなく、教室紹介ページの中にも掲載されるようになりました。


掲載例
  • 教室紹介に掲載中のピティナ会員に限る
 

【GoogleAdsense】
ホーム > ピアノ教室紹介 > ニュース > > ピアノ教室の発表会を...