ショパン物語

第140回 たまる疲労

2009/05/08
ショパン物語 第140回 1、キア・ハウス
グラスゴーから40キロ、エディンバラから50キロのところにあるスコットランド中部のパーシャにあるジェーン・スターリングの父方の親戚ウィリアム・スターリング=マックスウェルの館。まだ若い独身で芸術を愛好していたという。

2、キア・ハウス滞在時のグジマワへの手紙
ショパンは体の不調を訴え、「作曲したいができないのです。いろんな方に招かれ、仕方なく毎週飛び回ってます」「2時間は食卓で、恐ろしいほど退屈した時間を過ごします」「スコットランド人姉妹(ジェーン・スターリングと姉のアースキン夫人)は、親戚の家へ私を連れ回し、休むことをさせず、疲れさせます」「彼女たちは親切でやっているのでしょうが、その親切は僕を窒息させるのです」とこぼしている。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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