ショパン物語

第120回 再会

2008/07/11
ショパン物語 第120回

1、再会1848年3月4日、ショパンは、シャルロット・マルリアニ伯爵夫人の家を訪ね、その帰り際、サンドと出会ってしまった。
ショパンはモロッコのフランス副領事エドモン・コンブ氏と一緒で、サンドはモーリスの友人ランベール氏と一緒であった。
お互い、相手を責める言葉もなかったが、和解を求める言葉もなかったという。 ショパンと一緒だったコンブは、サンドの友人でもあり、後にサンドへ宛てた手紙に、そのときのことを「私はショパンの家まで送りましたが、彼は悲しそうで、かなり意気消沈していた」と書いている。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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