ショパン物語

第083回 ルドヴィカとの再会

2006/12/29
ショパン物語 第83回

1、再会1844年7月半ば、ショパンはパリで14年ぶりに姉ルドヴィカに会う。ルドヴィ カの夫カラサンティ・イエンジェイエヴィチも一緒である。 ショパンは姉夫婦をオペラ座に連れて行ったり、ヤン・マトゥシンスキの墓参り、友人たちへ紹介、自宅での歓迎会などでもてなした。 その後、ショパンは7月下旬にはノアンに戻るが、姉夫婦は「7月革命記念祭」を見 学するために、しばらくパリに残った。ショパンは姉夫婦のことを友人グジマワに頼んでいった。 そしてルドヴィカとカラサンティは、8月9日にノアンに来るのであった。

2、ルドヴィカの夫カラサンティショパンに父二コラが経営していた寄宿学校の生徒であった。ワルシャワ大学で法律 を学び、農業学校の教授となる。科学愛好家であり、自国ポーランドでは手に出来な い目新しい製品があるパリ滞在を楽しんだという。 ルドヴィカが弟ショパンを優先するので、後に夫婦の仲が悪くなっていく。


林 倫恵子(はやしりえこ)

漫画家・ピアノ指導

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