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7月26日(水)福田成康専務理事が、韓国ピアノ協会(The Piano Society of Korea)主催の「第27回ピアノ・シンポジウム」に招かれ、ソウル市内のイファ女子大学(EWHA Womens University)にて、日本からの講演者として、スピーチを行いました。
「日本のデジタル世代のピアノ音楽教育における、現在と未来のパラダイム」と題して、日本の音楽教育の現状とトレンドについて説明、
- 男の子のピアノ学習者が増加していること
- ピアノ教育が能力開発になりつつあること(脳科学分野より)
- コンクールが増えていること
また、現在のデジタル時代に教育ツールの可能性として発展を遂げていることを説明しつつ、結論としては、ゴールとしてのピアノ教育は、やはり生ピアノの演奏であり、演奏される曲もバッハ、ベートーヴェン、ショパンであること、それは50年前と何も変わっていない、ということを結論づけました。
参加者は興味深く耳を傾けており、終了後は多くの教授や先生たちからコメントが寄せられました。具体例のなかで示された「Lesson Time」アプリや、人口が減少しているにも関わらずピアノ人口が増えている日本の現状にも多くの関心が寄せられました。
シンポジウム全体には約100名の聴衆が参加し、全体テーマである『人工知能の時代:新しい道を歩むクラシック音楽(The Age of Artificial Intelligence:Classical Music Taking It's New Path)』の下、8名のスピーカーによる講義が行われました。
福田専務理事は、韓国ピアノ協会会長のハーウォン・チャン女史とも会談し、日韓の音楽教育団体のよい交流の機会となりました。