音楽大学合同説明会&シンポジウム 開催レポート

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2017/07/20
音楽大学合同説明会&シンポジウム 開催レポート ~音大紹介ページはじまりました~

2017年7月9日(日)、浜離宮朝日小ホールにて、「音楽大学合同説明会&シンポジウム」が開催されました。音楽大学7校が参加され、学校別のプレゼンテーションや基調講演、シンポジウムが開催され充実の内容となりました。当日の様子を、開催レポートとしてお届けします。

基調講演
久保田慶一氏 (「2018年問題とこれからの音楽教育」著者)

 「音楽を学ぶ意味」:音楽は生涯かけて学ぶもの。音大はその基礎を総合的に学ぶ場である。あくまで個人の見解だが、音楽をただ奏でるだけでなく音楽を理解して自分らしい演奏にするために、音楽に関する様々な知識を習得するのだ。音楽史や和声など専門教育を受けるのも、音楽がどんな意図で生まれたものか自分で探求するための手段を獲得するためである。その後、自分が得たものを人に教える指導者になり、先生から生徒へ、またのそ生徒へと音楽そのものや演奏方法が伝えられていく。 「音楽を職業にする意味」:音楽は人と人とをつなぎ社会を作る働きを持っている。同時に、音楽に携わる人は、すべての人が生まれたときから音楽を聴く力を持っていることを忘れてはいけない。音楽に耳を傾けて気持ちを取り添わせることができるからこそ音楽で感動することができるのだ。音楽を通じて世の中とつながり、音楽を伝えていくことで貢献できる。そこには、お金には代えられない価値があるだろう。

▼ 基調講演全文(約5000文字)
「2018年問題とこれからの音楽教育」

講演者:久保田慶一

ただいまご紹介いただきました久保田でございます。短い時間ですが、「2018年問題とこれからの音楽教育」と題して、お話をさせていただきます。最初にお断りしておかなくてはならないことがあります。私は今現在、国立音楽大学の副学長を勤めさせていただいておりますが、今日ここでお話することは、私個人が考えたり、感じたりしていることですので、国立音楽大学の副学長という立場での発言ではありませんので、何卒ご理解いただけますよう、お願いいたします。
本題に入りましょう。今日のお話の題は、今年2月に出版しましたこの本の題名と同じです。この本は200頁足らずとそれほど大部ではありませんが、かなり盛沢山の内容です。お手元のプログラムに、プロローグ、エピローグと全6章の題名を掲載してあります。もしご関心のある章などがあれば、ロビーで販売しておりますので、お手にとってご覧ください。
今日はピティナ主催の音楽大学合同説明会ですので、音楽大学で学びたいと思っておられる中高生の方々へのメッセージを伝えしたいと思います。もちろん大人の方々にも「なるほど」と思っていただけるような内容にしたいと思います。
チラシやピティナのHPでは、こんな言葉をメッセージとして、お伝えしておきました。今回のお話では、「音楽を学ぶ意味」と「音楽を職業にする意味」のふたつについてお話したいと思います。音楽を学ぶのは生徒や学生の時代だけではなく、生涯をかけて学ぶものです。また音楽はひとりで楽しむだけでなく、社会との関わりがより大切となります。これからの「あなたと音楽」について、いっしょに考える機会になればいいと思います。
最初に、「音楽を学ぶ意味」について考えてみたいと思います。音楽にもさまざまな音楽がありますが、今日は皆さん方が普段演奏されているバッハやモーツァルトなどのクラシック音楽についてのお話をしたいと思います。 私は「音楽を学ぶ」と言いましたが、なんだか学校で勉強するみたいだなあと思われた方はいませんか。私はピアノの演奏は習っているけど、音楽を学んでいるとは思わないと、おっしゃる方もおられるかもしれません。しかしもし皆さんが将来、今就いている先生のように、子どもたちにピアノを教えるようになったら、今度はあなたが「学んだ」ことを、子どもたちに教えるわけですよね。こうして先生から生徒へと、そして生徒が先生になってさらに生徒に、というように、音楽や音楽の演奏の仕方が、伝えられていくわけです。
例えば、バッハの《インヴェンション》という15曲の曲集がありますね。この曲集はバッハが自分の子どもや生徒たちに作曲したものです。さて、この曲集はいつ頃、作られたものと思いますか。バッハは自分の手で楽譜を書いて現在もそれが伝えられているのですが、1723年です。今から300年も前です。最初は手書きの楽譜で伝えられ、やがて印刷されて多くの人が演奏できるようになりました。もし誰も演奏しなくなると、後の人たちに伝えられることはありませんので、いずれ忘れ去られていくでしょうね。そして実際、私たちが知っている音楽はごく一部で、ほとんどの曲は忘れられてしまっているのです。皆さん方がバッハの《インヴェンション》を演奏することで、バッハの音楽は歴史に残り続けていくわけです。
バッハにしろ、モーツァルトにしろ、300年近くの前の、しかもヨーロッパという遠い場所で作られた音楽ですが、日本でも130年頃前からこうしたクラシック音楽が演奏されてきましたから、皆さん方も、そして皆さん方の先生も、彼らの音楽を演奏し、また聴くことができます。しかし天才と呼ばれる音楽家が、バッハが《インヴェンション》を作曲したときは、38歳でしたが、ある一定の年齢になって作曲した音楽ですから、10歳代の日本人が彼らの音楽を正確に演奏できたとしても、その音楽を理解して、自分らしい演奏にまでこぎつけるのはなかなか難しいでしょう。
「理解する」というのはどういうことでしょうか。例えば、曲のこの部分に、どうしてこのような音が書いてあるのかが、わかることです。そしてその理由がわかることで、どう演奏すればよいのかのヒントも得られます。しかし私も40年以上もバッハの音楽を研究していても、そう簡単にはわかりません。だからずっと勉強しつづけなくてはなりません。天才的な演奏家であるなら、10歳代で、バッハやモーツァルトがどうような意味を込めて音楽を作曲したのかを、先生に就いて学ぶというようよりは、「直観的に」理解しているはずです。しかしそのような才能の恵まれていない人は、ずっと、つまり一生かけて学び続けるわけです。
仮に音楽大学に進学されて音楽を専門的に学ばれるようになっても、大学生のときにだけ学ぶわけではありません。大学で学ぶのは、一生かけて学ぶための基礎です。音楽史であったり、和声であったり、バッハはどうしてここにこのような音を書いたのかを、自分で探求するための手段を獲得するために、音楽大学で音楽の専門教育を受けるわけです。ピアノ科の学生になっても、ピアノだけ弾ければいいというわけではないのです。音楽を総合的に学ぶわけです。
こうすることで、音大を卒業した人は、自分が学んだことを、人に教えることができるわけです。ピアノの指導者になるためには、どうしても音楽を総合的に学んでおく必要があるのです。音楽大学で音楽を学ぶ目的は、音楽の指導者になるためにあります。指導者というのは、一流のピアニストも含まれます。一流のピアニストも、学ぶそして教えるという、役目を担っているからです。またいつも会社で働いて週末だけ自宅でピアノを教えるという人も、同じ役目を担っていると言えるでしょう。
音楽は一生かけて学ぶものです。特にクラシック音楽は長い時間、そして数えきれない人々が演奏してまた聴いてきた音楽です。だからこそ、一生かけて音楽を楽しくこともできるわけです。そのような人の人生は、きっとクラシック音楽の楽しみを知らない人に比べて、ずっと豊かになるでしょうね。もちろんクラシック音楽だけが人生を豊かにするわけではありませんが。

では、ふたつめのメッセージの話しをしましょう。音楽と社会とのつながりについてでしたね。いきなり質問です。「音楽はどのようにして生まれたのでしょうか?」まだ文字も言葉をもたない大昔の人間は、狩りで獲物が取れたときに、大声で喜びを仲間に伝えました。その声を聴いた仲間はいっしょになって声をまねたりして、同じ気持ちであることを伝えました。これが音楽のはじまりだと言われています。つまり、文字や言葉が使われる以前から、何千年にも渡って、音楽が感情を伝え共有するために手段だったのです。
皆さんも映画やドラマで音楽が聴こえてくることで、心が一気に感動に包まれるという経験をしたことはありませんか。6年前の東日本大震災のあと、被災された人々の心を癒したのが、音楽でした。まさしく「音楽の力」です。
ここで大切なことを忘れないでほしいと思います。音楽の演奏ができる人は、演奏できる自分だけが「音楽の力」をもっている、音楽で人々を感動させることができると、思ってしまいます。このことは間違ってはいないのですが、音楽を聴く人にも「音楽の力」、つまり音楽を聴く力がそなわっているということです。音楽を聴く力というのは、音楽に耳を傾けて、気持ちを音楽に寄り添わせることができる力です。もしこのような力がないと、音楽はその人の耳を素通りしていくだけです。音としては聴こえている、鼓膜は振動しているかもしれませんけれど、音楽として届くことはありません。すべての人がこうした音楽の力を、生まれたときから持っていることを、特に音楽に携わる人は忘れてはいけません。
音楽は人と人をつなげる力があるというのも、このことからわかりますね。学校やクラスで合唱をすることで、一致団結できるというのも、こうした音楽の力のなせる業であると言えるでしょう。一人でピアノの練習をしたり、一人で弾いて楽しんだりということも、あるかもしれませんが、これとて演奏する自分と聴く自分というふたりの自分との音楽を通してのコミュニケーションです。ですから、音楽を演奏するということは、人と人をつなげる、つまり人々の集まりを作る、大きく言えば、社会を作る働きを持っているのです。ひょっとして地域や社会を変える力を持っているのかもしれません。
コンクールも音楽を学び続けるためには、大切なことと思います。しかしコンクールで入賞することだけを目的にして音楽を演奏するというのは、どうでしょうか。演奏する自分と向き合っているのは、誰でしょうか。審査員の先生がたでしょうか?おそらく審査の先生方はあなたの演奏に寄り添うというよりは、演奏の良し悪しを判断しなくてはならないでしょう。コンクールでは、演奏会場で多くの人の前で演奏しますが、ここには音楽が本来持っているコミュニケーションは難しいかもしれません。ただコンクールでの演奏を鑑賞するために会場に来ている人は別かもしれませんが、そういう人たちも、演奏者が自分たちのために演奏してくれているとは思わないでしょう。 私はコンクールを批判しているわけではありません。音楽を学び続けるためには必要ですが、そのことだけのために演奏するという、難しい言葉で言えば、「自己目的」にしないでほしいと思っているのです。といいますのも、コンクールの入賞だけが目的になると、その目的が達成されると、音楽を演奏する意味がなくってしまうからです。ぜひとも、一生かけて音楽を学んでほしいと思うからです。
音楽大学に進学すれば、社会との距離も近くなります。アルバイトで演奏することもありますし、4年間在籍すれば、卒業して社会人になるからです。そう時期が近くなりますと、多くの大学生は、自分は何のために音楽をするのだろうかと、自分に問いかけるようになります。おそらくその答えとしてあがってくるのが、音楽で人と人をつなげる、地域の音楽活動を活発にするといった答えです。音楽を通して自分と社会とがつながっていく、これは音楽を専門的に学んだ人の特権でもあります。これは、音楽を教えることができるという、もうひとつの特権と、対になるものです。
このふたつの特権を得ることが、音楽大学で学ぶこと、音楽大学に進学するまでに一生懸命に練習するための目的であると言えるでしょう。

音楽を一生かけて学ぶ、そして音楽を通して社会とつながる、ふたつのことをお話しました。ふたつも、実現するまでに時間がかかりそうですね。そしてこれが実現したところで、お金になるのだろうか。音楽大学を卒業して生活していけるだろうか。
こうした不安は当然ですね。こうした不安に答えたのが、後のシンポジウムを企画された大内さんの本ですね。 しかし私が強調したいのは、音楽を一生かけて学んで得られること、自分と社会がつながることで得られること、これらは決してお金には換算できません。できないからこそ価値があるのではないでしょうか。お金に換算できれば、お金で買うことができてしまいます。
あなたが一生けん命に練習した努力の結果として、はじめて得られるものばかりです。音楽大学を卒業してすぐに、これまでにかけてきたお金や時間が、取り戻せるということはありません。これまでの努力が長い時間かけて行われてきたように、長い時間をかけて、あなたのやりがいとなり、名誉となり、そして収入としてなって返ってくるものではないでしょうか。

あなたがどのようにして音楽を付き合っていくのかは、あなた自身で決めなくてはなりません。音楽を手段として生活費を稼ぐという、音楽で生きるというのも、すばらしい人生ですが、生活費を稼ぐ仕事と音楽の仕事を両方するという、音楽に生きるという人生もまたすばらしいと思います。音楽で生きるか、音楽に生きるか、10代の皆さんにはまだ難しい選択かもしれませんね。でも大人の人には理解していただけると思います。誰しも、仕事だけで生きるとか、仕事に生きるとか、考えたくありませんからね。でも、音楽で生きるか、音楽に生きるかの選択は、どちらをとっても素敵な選択だと思えてなりません。

私の話はこのあたりで終わりとしましょう。しっかりと聴いていただけたようですね。ありがとうございました。

現役音大生・音大卒業生に聴く
シンポジウム
大内孝夫氏 (「音大卒は武器になる」著者)

好きなことに一所懸命取り組むことによって個性が輝き、人間としての成長も期待できる。最近の音大には演奏以外にもさまざまなコースが用意されているので、音楽が好きだったら、安心して音大を目指してみてはいかがだろうか。
音大で学べることは多数ある。コミュニケーション力、時間管理、忍耐力、正確さ・丁寧さ、礼儀正しさなどを自然に身に着けていける環境があり、これらは社会の中で非常に役立つ。また、全体を俯瞰する力、記憶力、歴史との向き合い方なども体得でき、男女の性差ない実力主義の中で戦う経験は人としても大きく成長できる。 音大生は、とても熱心に練習をしたり講義を受けたりするが、さらに身につけてほしい力が二つある。一つは、チャレンジする力。安易に妥協せず納得いくまで目標実現に向けて突き進む力。どんなことも自分でしっかり選択してほしい。もう一つは、アウトプット力。学生時代は、社会人になった際に自ら得た知識や技術で結果を出す力を養う準備期間。是非一所懸命学んでほしい。

現役生
伊藤美海さん (昭和音楽大学 音楽学部・音楽芸術運営学科・アートマネジメントコース4年)

中学・高校時代に吹奏楽部でサックスを演奏する傍ら、コンサートマネジメントなどに興味を持ち音大へ進学。専攻は経営が中心でコンサートを作る勉強をしている。大学のホールで行われるコンサート運営や、学生のみでコンサートを企画するなど実際の現場を経験をすることでプロの演奏家と関わることもできる。
音大には一つの目標に向かって頑張っている人が多く、先輩・後輩など広く周囲から刺激を受けており、楽器を演奏する以外にも音楽大学で勉強できるものはたくさんある。

宇田川日和さん (洗足学園音楽大学 ピアノ&作曲マスタークラス4年在籍)

ピアノ演奏と作曲を同時に学ぶコースで、作曲者の視点は演奏に役立てている。大学にはクラシックに留まらずバレエ、ミュージカル、アニメなど時代に合ったコースが設けられ、新しい分野とピアノ演奏を合わせたコンサートなどにも参加している。また、古楽・バッハなどが好きで、チェンバロについても学んでいる。
音楽大学では音楽を好きという者同士が切磋琢磨して学ぶことができ、練習室や図書室の充実など存分に音楽を学べる環境が整っている。

卒業生
佐藤展子さん (東京音楽大学卒/第25回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ)

大学院在学中ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ受賞。付属高校から音楽科へ進み、同大学院まで9年間ピアノ専攻。「とにかくピアノを上手に演奏したい」その一心で練習に励み続けた。現在は、同大学ピアノ講師として勤務。
学校では海外講師の指導や、留学や学内演奏へ参加できる環境がある。年齢に関わらず実力勝負で競えることは自分の演奏力、アピール力を高められると感じた。その結果、技術だけでなく自分が大きく前に出ていけるようになった。

名倉由桂さん (金城学院大学卒/フリーアナウンサーとして、テレビやラジオ、イベントなどで活動中。NHK大津放送局や静岡第一テレビ(日テレ系)の局アナも経験。)

音楽教員を目指して音大へ進学。目標に向かって周囲がどのように取り組んでいるのかという姿勢を間近でみることで、自分なりの励み方を見つけることができた。
「音大」と一言でいっても多種多様である。たとえ演奏技術が高くなくとも、音楽に関わる将来を描く人にはきっと素敵な発見が待っているだろう。近年の音大で培うものは、私たちの生活の身近にある音楽そのものだから。 「音楽が好き」。その思いを大切にするために、思い切り学べる場所を探してほしい。

学校案内プレゼンテーション紹介
上野学園大学
芸術の杜、上野で学ぶ

上野学園大学は、「芸術の杜、東京・上野にある音楽大学」です。1904(明治37)年に、建学の精神を「自覚」として、今年で創立113 年を迎えた長い伝統を誇っています。

キャンパスは上野駅から徒歩8分。音楽学部音楽学科に2つのコースがあり、演奏家コースは、学生全員を対象に週120分(年間約30週/ 4年間)の個人レッスンを行います。植田克己先生、ミハイル・カンディンスキー先生ほか一流の演奏家らを迎え、演奏技術の鍛錬はもとより、一人の演奏家としての生き方も指南しながら、世界に通用する演奏家を育てます。器楽コースは週60 分の個人レッスン、演奏者のみならず指導者としての素養も身につけます。卒業生に辻井伸行さんら。本日は、安田正昭准教授(演奏家コース主任)のお話と、鈴木椋太さん(演奏家コース/ピアノ専門3年)の演奏をお楽しみください。

国立音楽大学
音楽の多様な道を探り、その実現につとめる大学
~基盤を誠実に築き、人間としても豊かであることを目指しながら

音大のピアノ科に入学後、それをどう将来につなげていけるか、ということを重要な課題に考えている大学です。ピアノの仕事の領域は多様です。

ソロのコンサーティストとして立っていく道、アンサンブルや伴奏ピアニストとしての道、ピアノ教育者の道、或いは教師や学芸員、マネージメント業や、大きく転身して邦楽器奏者やジャズメン、スタジオミュージシャンや作曲業の道もあります。それぞれの道を現実化するために、コース制を設け、支えています。それらを可能にするために必要なものは、何よりも基礎力。一見地味に見えますが、ただ派手なパフォーマンスより、より誠実で確実な力の獲得を目指しています。2 年次の古典のソナタの試験は、カット無しの全曲演奏が義務づけられ、大きな成長を意図するものとなっています。バランスの取れた学生たちが集結しており、日々の学修が、穏やかな思いやりに溢れた豊かなものであることも、私たちの大学の誇りです。 (演奏・創作学科 鍵盤楽器専修 教授:花岡千春)

昭和音楽大学
尾崎未空さんによるピアノ演奏と学校紹介

第40 回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリを受賞した尾崎未空さんによるピアノ演奏と、学校の紹介を行います。昭和音楽大学は音楽を生かして「何か」がしたい、学生さんのためにカリキュラムを編成しています。

ピティナ・ピアノコンペティションの特級グランプリ受賞者をこれまで多数輩出している「ピアノ演奏家コース」。そして、地域から約3,400名の生徒さんが通う付属音楽・バレエ教室においての実習を行う「ピアノ指導者コース」が設置されています。2017 年度から新設された「ピアノミュージッククリエイターコース」は、あらゆる職種に必要とされるネットメディアを重要視したカリキュラムとなっています。 また、複数の実技、多様な分野の学科目を選択できる「音楽教養コース」が大学及び短期大学部に設置されています。昭和音楽大学では8/5(土)~ 8/8(火)に夏期講習会を行います。本学教員による実技個人レッスンのほか、楽典・ソルフェージュ科目を受講できます。 また9/23(土)にはテアトロ・ジーリオ・ショウワ・オーケストラ第15回定期演奏会に 尾崎未空さんが出演します。同日開催のピアノ系コース説明会にご参加いただいた方は、演奏会も招待させていただきますので、是非お越し下さい。

聖徳大学
聖徳ブランドのアンサンブルを将来の強みに
~音楽力から社会人基礎力、そして人間力へ~

聖徳大学音楽学部では、「アンサンブル」を合言葉のように大切にしています。それは音楽の学生が、仲間とのアンサンブルや、みんなで一緒にひとつの舞台を作り上げる経験から、音楽の専門的な力だけでなく、たくさんの社会的スキルを身につけていく事実を私たちが知っているからです。

聖徳大学は総合大学です。アンサンブルを通じて培われた人間力をキャリアデザインに活かすためのサポート体制が整っています。また、幼児・児童教育の分野で長年にわたり高く評価されてきた伝統と実績が、音楽分野にも活かされていることにご注目ください。本日は、ピアノ専攻の学生が教員と一緒にアンサンブル経験を積んでいく様子を実演でご紹介します。アンサンブルが 将来の強みになることを実感していただけることでしょう。出演は、演奏学科の北川森央准教授、森島英子教授と、器楽コースピアノ専修3 年の水野沙六花、全体のご案内役は音楽総合学科の山本まり子教授です。(聖徳大学音楽学部)

洗足学園音楽大学
「自分らしい音楽」を伸ばし、羽ばたこう
~あなたの夢を叶える17 のコース~

洗足学園音楽大学にはクラシック音楽はもちろん、ジャズやミュージカルと言った現代の音楽シーンに期待される様々な音楽を学ぶ環境・設備が整っており、「自由な選択」と「演奏・本番の重視」を教育方針としています。

必修科目は少なく、多くの科目を自由に選択できるようにしていることで自分だけのカリキュラムを設定することが可能です。また4つの吹奏楽団、3つのオーケストラをはじめとした多くの演奏団体があり、それらを含む年間200回を超える演奏会により、実践を通じて専門を磨くことを大事にしています。さらに世界に名だたる指導陣が毎年来日し、直接指導を受けられることも貴重な経験となるでしょう。本日はこのような洗足学園音楽大学の特徴と、実際の演奏会映像などを共にご紹介いたします。

東京音楽大学
  • 東京音楽大学の動画レポートは都合により掲載しておりません。ご了承ください。

ピアノ音楽は我々の生きるこの立体空間と時間が絡み合う、目に見えない摩訶不思議な演奏芸術と言えます。その表現を確実にするには演奏技術を磨き、鍛錬する事が不可欠ですが、創造性&想像性を育む事も大切です。 そこで、ピアノを主に学ぶ専攻では5つのコースを置き、それぞれのニーズに合ったコースを選べるようにしてあります。

代表的な ①「ピアノ演奏家コース・エクセレンス」、②「ピアノ演奏家コース」、③「ピアノ」。さらに作曲技法とピアノ実技を同等に学べる④「ピアノ・創作コース」、⑤「コンポーザー=ピアニストコース」を五年前より設置致しました。学年末の成績により、オーディションを受けコース変更することも可能です。自らの力に合わせた自由活発な勉強を行っています。海外招聘講師による講座、レッスン、室内楽、デュオ、指導法等盛り沢山の授業も揃えています。また、練習室利用に関しても学生にキメ細かい配慮が成され、無料でインターネット予約が可能です。このように、東京音楽大学ではバランスの取れた指導を第一に考え、協調と適度の競争原理を採り入れつつ、ノビノビ大らかに育つ事も念頭に置きながら、環境を整えております。積極的に前向きに取り組む学生さん達大歓迎です。一緒に楽しく学びましょう。(ピアノ科主任教授:村上 隆)

東邦音楽大学
「一人ひとりを大切に」
~きめ細かな教育により社会で求められる自立した音楽人を育成~

東邦音楽大学は、欧州の音楽院のような少人数制の大学だからこそ可能な、学生一人ひとりが主役として輝くことができる音楽大学です。音楽を学ぶことは、言葉では表現し尽くせない素晴らしい喜びである一方、そのためには幾多の壁や課題を乗り越えていく必要があります。

本学では、さまざまな音楽経験や志向を持つ学生のニーズに対応できるカリキュラムと、教員のきめ細やかで熱心な指導により、学生の課題解決能力を高め、「自立した音楽人」を目指した教育を行っています。その実践を通し、個々の力を最大限に伸ばして卒業後の進路に結びつけること、それが東邦だからこそできる教育です。また、本学が重要としているカリキュラムの一つにウィーン研修があります。本学所有の「TOHOウィーンキャンパス」において、全ての学生が必修科目として早期にヨーロッパの響きを学ぶ機会を持つことができ、卒業後のヨーロッパ留学へのきっかけとなっています。東邦を知ること、それは、あなたの輝きの扉を開く一歩になるかもしれません。

音大紹介ページの紹介

ピティナの団体会員になっている14校を中心に、全国の音楽大学を紹介いたします。
音楽大学のイベントをまとめたカレンダーのほか、各校の進路、入試情報などをまとめています。志望校選びの参考にどうぞ。


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