ピアノの先生への道~ピアノの先生になりたい気持ちを応援します

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2017/06/29
『ピアノの先生への道』~ピアノの先生になりたい気持ちを応援します。

ピアノの先生は、子どもたちの未来に音楽の種をまく仕事です。街に根付くプロの指導者として、生徒たちの音楽人生を創り、地域の文化を豊かにすることが求められます。そして家庭でもなく、学校でもない「音楽の居場所」をピアノ教室にも、生徒さんの心にも作ってあげてほしい、と私たちは願っています。

今回は若くして「ピアノの先生」として活躍している先生方の、「先生になるために頑張ったこと」「苦労したこと・乗り越えたこと」「ライフスタイルの変化と「先生業」」についてお話を伺いました。

ピティナはあなたの「ピアノの先生になりたい」気持ちを応援します。

学生時代から学業と「ピアノの先生」を両立
井口 愛弓先生(愛知県立芸術大学大学院修了/音の響かなざわステーション代表)

指導者になる夢を叶えるため、また社会人として自立するため、大学院在学中からピアノ教室を始動しました。まずは名前を知ってもらうために、ホームページやチラシ作成による生徒募集の他に、子ども広場やカフェなどに営業し、子ども向けコンサートを数多く開催。大学院2年の後期からは生活の中心を地元に置き、金沢から愛知へ週1回通学する生活スタイルを選択しました。
学業と仕事の両立は、指導者と生徒という両方の立場を経験することで、多くの発見や学びに繋がりました。 時間の使い方を工夫すること、また教える立場になったことで、レッスンを受ける際にも今までと違ったものが見えてくるようになりました。
 大学院を修了した直後には数十名の生徒さんに通っていただき、その後も多くの生徒さんにお越しいただいています。ホームページへのお問い合わせや口コミをきっかけとするご縁が多いです。

「ピアノの先生」になって初めて経験した苦労と乗り越え方
篠田 明花先生(国立音楽大学器楽学科ピアノ科卒/入会1年目)

大学卒業後すぐに楽器店講師として指導を開始。当時、大人の生徒さんに『今度の先生は随分お若いのね。』と言われてしまったときに、『自分の倍以上生きていらっしゃる'人生の先輩'に先生って呼んでもらうにはどうしたらよいだろう?』と真剣に考えました。
私が気を付けたことは、(1)服装 (2)話題 (3)レッスン内容の専門性、でした。レッスン前後のご挨拶や雑談の中での時事問題への触れ方、話の仕方は『先生と呼んでもらうにはどうしたらよいか?』ということ以上に、その後指導者として生きていくにあたり必要なことだったと強く感じています。
結果、その生徒さんをはじめ大人の方も今では数多く担当していますが、どなたともピアノを介した素敵な時間を過ごさせていただいています。

☆インタビュー同行Wキャリア生コメント

生徒の年齢やニーズに合わせた指導をするために、常に努力をたゆまず重ねてきた先生のお話を聞いてとても刺激を受けました。進路や指導法に悩むことがあっても、恩師や先輩の先生方の助言をもらいながら、教師として人として成長し続けている先生の姿勢がとても勉強になりました。(松元悠里子)

育児中も自分の可能性を広げ続ける
江本 純子先生(国立音楽大学ピアノ専攻卒/東京音楽大学大学院ピアノ科修士課程修了/松戸コアラの森ステーション代表)

大学4年生の9月より楽器店の「ピアノの先生」になり、結婚を機に自宅での指導を始めました。28歳で長男を出産した頃は、平日夜のレッスンが難しくなり少し生徒が減りましたが、そこで少し時間ができたのでピティナのステーション活動を開始。「ピアノステップ」や「学校クラスコンサート」を通して活動の幅も広がりました。自宅教室を続けながら、長男が2歳の時に「音楽をより深く学びたいと思い」大学院へ進学。尊敬する仲間に出会えたこと、レッスンや授業が素晴らしかったことは、何よりも得難い経験でした。
子育てをしながら仕事することを考えたとき、「午前中の活用」ということから学校で教えたいと思い、現在は洗足学園音楽大学の非常勤講師も務めています。長男と次男は8学年差。年齢差があることで仕事が制限される期間が長くなりましたが、時には夫、保育所や小学校の先生、ご近所の方々、周囲の皆様の力を借りて過ごしています。

ライフスタイルに合わせて働き方を調整
武藤 友紀先生(国立音楽大学器楽学科ピアノ科卒/入会1年目)

大学卒業後は、ヤマハのシステム講師として働き始めました。就職したての5月、近所の女の子に依頼され実家にて個人レッスンを始めました。有難いことに保護者の方々が「若い先生を応援しよう」というスタンスでいてくださったので、紹介が紹介を呼び1年半で独立することができました。
ピアノの先生は、ライフスタイルに合わせて仕事量を調整できる稀有な職業です。私はそれまで1人で40人の生徒を教えていましたが、出産を機に講師3名の体制に変えました。現在は5歳の娘を育てながら週3日レッスンを行っていますが、とてもバランス良く働けていると思います。

☆インタビュー同行Wキャリア生コメント

武藤先生の人柄や話し方を直接見聞きすることで、講師としての立ち振る舞いを勉強することができました。先生のようなコミュニケーション能力を身に付けることで、生徒さんの保護者や他の先生方とも交流を深め、指導者としてより充実した歩みができるのだと感じ、自分も先生のように魅力的な講師になりたいと強く思いました。(石戸真裕)

今、準備できること

「指導・演奏実技」「筆記試験」「小論文」の各試験科目を通し、ピアノ指導者に必要な能力を磨きます。

「演奏法」「指導法」「教材研究」「コンクール課題曲研究」など様々な分野の勉強会が、全国各地で年間700件近く行われています。

演奏技術を磨くには、より多くの舞台での経験が必要になります。ステップは「アドバイザー」から、コンペティションは「審査員」から、手書きの講評用紙で演奏へのアドバイスがもらえます。各会場見学は自由です。

生徒を募集している先生とピアノを習いたい生徒さんとを無料でマッチングする「ピティナ・ピアノ教室紹介」への掲載を活用しながら生徒募集。各種催し物の割引。会報誌やメールニュース等から現在の「ピアノ教育事情」の情報収集など、入会後の活用の仕方は様々です。

パンフレットのご請求

ピアノの先生になりたい方へ向け三つ折りパンフレットを作成しました。ご希望の方には無料でお送りいたしますのでご請求ください。
※ フォームからの申込締切日は7月31日(月)です。

音楽大学合同説明会&シンポジウム

現役音大生・音大卒業生に聴く「音大への進学って?!」参加申し込み受付中!

日時2017年7月9日(日) 11:30~17:30
会場会場:浜離宮朝日ホール 小ホール
対象中学生・高校生/保護者/音楽指導者/学校教諭
料金無料(要予約)
◆ 参加校
◆ 詳細はこちら!
音楽大学合同説明会&シンポジウム
Wキャリア生・インターン募集中

ピティナでは「社会経験を積みながら、ゆくゆくは一人前のピアノ指導者になりたい」皆さんを対象に、「Wキャリア職員」を採用しています。
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