継続参加そのものを表彰する、世界的にも珍しいステップの存在。早くも2005年には継続50回表彰者(中3)が現れた。幼稚園の頃からステップに参加し始め、人前に出るのが苦手だったが、雰囲気の良さと人との出会いに惹かれて出場を重ねてきたという(252号p34-35)。継続参加の道のりには、思いがけない宝物がある。
2002年から始まったトークコンサートも、4年間で年間70地区まで増加。ステップの合間に行われるアドバイザーによるトーク付き演奏は、参加者に刺激を与え、新たな聴衆を呼び込んだ。2009年にはピアノトークコンサート祭りが企画された(279号p54-55) 。会報連載「アドバイザーは手で語る」も好評(国谷尊之先生、266号p36-37)。
ステップには多彩な企画も目白押し!コンチェルト、伴奏、室内楽、ポピュラーなど個性豊かなバリエーション・ステップが登場し始める(248号p4ー5)。2006年に初めて登場したアナリーゼステップは、事前に提出したアナリーゼ楽譜に添削してもらい、それを当日スクリーンに映しながら演奏するという企画。7歳から11名が参加した(266号 p3、p77)。会報では「こんなステージ見つけた!」連載が始まり、生オケとの共演、チェンバロなどを用いてピアノの歴史をさぐるステップなど、多彩な企画が紹介された(261号p46-47、p90-93)
ステージ復帰に伴い、コンペやステップに参加する指導者が増えた。ステーション運営者がステップに参加する地区も(252号p30-31)。
ステップはあらゆる年齢層の方が学び、楽しむステージである。初めて開催されたステップ継続記念コンサートには7歳から95歳までの73組が出演、のべ 800人の聴衆が集まった(247号p82-85)。70歳同士の友情デュオなど、シルバー世代も大いに楽しんでいる(225号p52-53) 。