「以前からピティナのセミナーには時々参加していたのですが、入会手続きが面倒そうだなと思い何年も非会員のままでした。」と話す石渡真理子先生。入会のきっかけは、良き相談相手であった東京音大の恩師が引退されたことでした。「生徒が将来音大に行きたいと言ったとき、今度から誰に相談したらいいだろう？」と不安を感じていたところ、偶然セミナーで顔見知りになった先生から話を聞き、そこで配られた入会案内で入会しました。

セミナーへの参加をきっかけに町田支部に登録。「ステーション代表によるセミナーに参加したとき、自分の地域にたくさんの素晴らしい指導者がいることを知って、凄く励みになりました。支部の楽器店の方々も、講師と参加者を積極的に繋いでくださったり、気軽に相談できる窓口を作って下さったりと大変頼りがいがあります。ひとりで悩んでいることも、他の人に相談すれば解決が早いです。人と人とのネットワークがあることは、安心感に繋がりますね。」

東京出身の勝場かおる先生は、数年前にご主人の異動で広島に移住しました。「子育てをしながらできる範囲でピアノを教えていたのですが、辛い時期もあり、もうやめようかと思ったこともありました。」と話す勝場先生。転機は、楽器店のスタッフと顔見知りになったことでした。
「一昨年の春、生徒のひとりがコンクールに出ることになり、別の先生にも生徒を見てもらいたいと思ったのです。それを誰かに相談しようと考えたとき、最初に頭に浮かんだのがその方でした。」楽器店のスタッフから宮入友子先生（正会員）を紹介してもらった勝場先生は、彼女の的確な指導に感銘を受けたと話します。「ちょうどその頃宮入先生のレッスン見学が開催されると知り、それが会員限定だったので入会しました。」

自分ももっと指導力を高めたいと考えるようになった勝場先生。レッスン見学に行ったり、帰省も兼ねて東京に入賞者記念コンサートを聴きに行ったりしたそうです。「ピティナでは教えること、教わること、弾くこと、聴くこと全てを学ぶことができるところが魅力です。ひとりで広島に来て指導者をしていた自分にとって、まさにぴったりの団体だったと感じています。」

娘さんが庄司美知子先生（仙台青葉ステーション代表）にピアノを習っていたため、ピティナの名前だけは知っていたと話す岡崎純子先生（指導会員）。「何となく敷居が高そうな感じがしてずっと一歩を踏み出せなかったのですが、2年前に娘がピティナのコンクールに参加することが決まり、どんな団体なんだろう？と興味が湧いたことが入会の後押しとなりました。」地元のコンクールとは異なる規模に初めは驚いたそうですが、今年は自分の生徒もコンクールに参加し、リハーサルとしてステップも活用し始めました。さらに、６月に初めて開催される白石蔵王ステップの運営にも関わることになりました。

もともと同じことをやるのが苦手なタイプ。指導法がマンネリ化しないよう、いつも新しいことがないか探していると言います。「ピティナのwebサイトで見つけたリトミックのセミナーがきっかけで、全国の指導者と繋がるネットワークができたことでも、活動範囲が広がりました。」長年地元でリトミックを精力的に行っている岡崎先生。最近は、高齢者施設からの問合せがきっかけで、音楽療法士の資格を取得したそうです。「音楽を使って子どもから高齢者までに提供できることがかないかずっと考え続けていたので、今は自分が一番やりたい仕事の形になっていると思います。」