1月16日(金)未明、中山靖子先生(ピティナ顧問・前副会長、東京芸術大学名誉教授)が逝去されました。享年93歳。(ご葬儀情報を文末に追加しました 1/16 13:30追記)
中山靖子先生は、1921年生まれ。東京音楽学校(現・東京芸術大学)を卒業後、ドイツでさらに研鑽を積み、レオニード・クロイツァーやワルター・ギーゼキングの伝統を受け継いで、ソロ演奏のほか、ドイツリートの伴奏等で幅広く活躍。一方で、母校の東京芸術大学で教鞭を執り、日本を代表する数多くのピアニスト・ピアノ指導者を育ててこられました。
ピティナにおいては、社団法人に認可された1985年から2007年までの22年間の長きにわたり、副会長をお務めいただき、協会の発展に大きく寄与されました。また、長年の教授法のエッセンスをまとめた著書『ピアノ演奏法の基本』(音楽之友社 刊)は、砂原悟先生(ピティナ正会員・現京都市立芸術大学准教授)・金井玲子先生(ピティナ正会員・東邦音大講師)ら門下生の有志とともに、ピティナが協力して出版されました。
その功績に対し、平成16年(2004年)には文部科学省社会教育功労者表彰、平成17年(2005年)春の叙勲では瑞宝小綬章を受章していました。
◆ご葬儀情報
通 夜 1月18日(日)18時
告別式 1月19日(月)11時30分-13時
会 場 寛永寺 輪王殿(東京・上野)第二会場
葬儀委員長 迫昭嘉
喪 主 中山欽吾(長男)
中山靖子先生のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、当協会への長年のご尽力・ご指導に対し、厚く御礼申し上げます。