ドイツのエトリンゲンで2008年8月2日から10日まで開催されていた、第11回エトリンゲン・ヤングピアニスト国際ピアノコンクールにおいて、ピティナ入賞者が目覚しい活躍を見せた。
15歳以下のAカテゴリーでは、小野田有紗さん(2007E級ベスト賞、2008Jr.G級全国決勝大会進出中)で第3位に、太田沙耶さん(2007F級銀賞、2008Jr.G級全国決勝大会進出中)が第4位に入賞した。Aカテゴリーは121人のテープ審査応募があり、49人が参加を許可されていた。
小野田さんは、ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」第1楽章、ショパン:エチュードOp.25-6、ショパン:ソナタ第3番第1楽章、ドビュッシー:「ピアノのために」よりトッカータを演奏し、現地の聴衆からも絶賛の拍手を浴びた。
また、太田さんは、ハイドン:ソナタHob.XVI/50第1楽章、ショパン:エチュードOp.10-4、ドビュッシー:「風変わりなラヴィーヌ将軍」「オンディーヌ」、リスト:リゴレット・パラフレーズを演奏、こちらも現地の聴衆から高く評価された。
二人が出演する、2008年度Jr.G級全国決勝大会は、8月22日(金)第一生命ホールにて行われる。
また20歳以下のBカテゴリーは、前回、尾崎有飛さん(2007特級グランプリ)が優勝しているが、今回は、加藤大樹さん(2007G級銀賞)が見事な演奏を披露し第3位に入賞した。G級入賞後の加藤さんの活躍は目覚しく、今後、さらなる成功が期待される。Bカテゴリーは、112名のテープ審査応募があり、62名が参加を許可されていた。