佐藤展子さん(2001年度特級グランプリ)が、太平洋を横断する豪華客船にピアニストとして乗船、ヴァイオリン、チェロ奏者と共にトリオで演奏活動を行った。乗船したのは、イギリスの豪華客船「SAGA RUBY」。同船は1月上旬に英国を出発し、アフリカ大陸を周遊、東南アジアを経て3月7日に横浜に上陸、佐藤さんらはここで乗り込み、太平洋?ハワイ等を経由してロサンゼルスまで16日間旅を共にした。
この話は昨年12月、佐藤さんがロンドン留学中に知り合ったフルーティスト、ウィリアム・ベネット氏夫妻からの依頼で決まった。「トリオがよいのでは」との提案で、急遽メンバーを集めて『桜トリオ』と命名。初めて3人が顔合わせしたのは今年に入ってから、という即席トリオながら、お客さんのリクエストに応じて選曲し、本番では曲にまつわるエピソードを英語で話しながら演奏するなど、努力の甲斐あって船内の評判も上々。合計16日の船旅で演奏した曲は、実に100曲あまりに上った。「さくらさくら」や沖縄の歌など日本の曲も人気で、ハイドンやベートーヴェン、メンデルスゾーンのトリオのリクエストも多くあったそうだ。詳細レポートは、こちらへ。
なおSAGA RUBY号は現在も航海中で、4月23日に英国へ帰港する予定。
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