関本昌平さん(2005年度ショパン国際コンクール第4位、2003年度ピティナ特級グランプリ)が、2005年度日本ショパン協会賞を受賞した。ショパン協会によると、この賞は2005年の1年間にショパン作品を演奏した国内のコンサート約855件の中から、主旨・目的に適った演奏会を75件に絞込んだ上で、対象となる条件を具えた7名を選出し、最終的に審議によって選ばれたもの。
昨年のショパン国際コンクール入賞以来、注目を浴びている関本さんだが、これまでの地道な演奏活動とショパン作品への真摯な取り組みが、今回の受賞に繋がったと言えるだろう。
今年に入ってからはショパン国際コンクール・ガラコンサートツアーへの出演、ショパン作品を収録したデビューCDリリース(2/7)など、ショパンの演奏機会が続くが、4月11日(火)開催予定のリサイタルでは一転、バッハ、ベートーヴェン、スクリャービンも盛り込んで、幅広い音楽性を披露する。「変わり続けるピアニストでありたい」と言う関本さんの、コンクール後の成長を見守りたい。
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