瀬尾久仁さん＆加藤真一郎さんのデュオが、11月14日～18日ローマ近郊で開催された「20本の指のための国際ピアノ・デュオ・コンペティション」で第２位を受賞した。同コンクールは今年初めての開催で、審査員長はピアノ・デュオの神様ともうたわれるアルフォンス・コンタルスキー氏が務めた。第1回開催にもかかわらずレベルの高いデュオが多く出場する中、1位と僅差の第2位という好成績を収めたことは、日本のデュオレベルが上がっている証でもあるだろう。二人が師事する正会員の野本由紀夫先生が編曲した「ペトルーシュカ組曲」も、審査員やイタリアの聴衆にも高く評価された。
二人は2001年度デュオ部門最優秀賞を受賞後、国際コンクール等で快進撃を続けており、今年9月もポーランドのデュオ国際コンクールで優勝したばかり。そして年内にもう一つ、国際コンクール本選を控えている。更なる健闘を祈りたい。