モスクワで9月25日~10月3日まで開催された第4回若い音楽家のためのアルトバレフスカヤ国際コンクールにて、片田愛理さん(中1/泉ひろ子先生・朴久玲先生師事)が第2位に入賞、同時にベスト・クラシック賞を受賞した。今回参加したのは13歳以下の部(その他10歳、16歳以下の部も開催)で、ロシア・カナダ・スペイン・中国等7カ国26名がエントリー。アレクセイ・ナセドキン モスクワ音楽院教授やオフチニコフ氏など、ロシアの著名ピアノ教授等が審査にあたった。
片田さんは初めてのモスクワ訪問で、「ロシアは広いなぁ」と実感したそう。本番前は大変緊張したようだが、「気持ちよく弾けたのでとても満足しました。2位になれてすごくうれしかったです」と語ってくれた。同カテゴリーには、2003年度青少年のためのチャイコフスキー国際コンクール(岡山県倉敷市)で、同じく審査員特別賞を受賞した子もいたという。こうした国際コンクールを通してお互い切磋琢磨しながら、小さな国際交流を続けているようだ。
なおコンクール名の由来となっているアンナ・アルトバレフスカヤ(1905~1988)は、20世紀におけるモスクワ中央音楽学校の名教師で、多くの国際的ピアニストを育てた。彼女の導入書「音楽との初めての出会い」は、現在でもロシアで広く使われている。
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