Com(一緒に)petere(追い求める)
2023/03/02
執筆:専務理事 福田成康
ピアノ教育でコンクールを利用することは、すっかり定着しています。
ピティナ・ピアノコンペティションは基本的に自己研鑽の場です。グランプリを選ぶ特級には、ある種「スター誕生」的な要素もありますが、いずれの級も、志を同じくする人たちがより良い演奏を目指して集います。まさにCompetitionの語源の通り、Com(一緒に)petere(追い求める)のです。
Competitionは「競争」と日本語訳されますが「争」の文字に抵抗を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。駅伝チームで「競走部」と名乗っているところもありますので、ピアノのコンペなら「競奏」などと訳されるべきものだと思います。
今では1曲で参加できるコンクールがたくさんあり、チャレンジの機会は多くなっています。そして、もし競奏に魅力を感じられたら、特級まで続く日本一のピアノコンクールにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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