「四期」の課題曲で音楽を読み解く
2022/11/02
執筆:専務理事 福田成康
コンペのオフシーズンだからこそ、あえて課題曲のことを取り上げたいと思いました。
いざ3月に課題曲が発表されると「その曲そのもの」に意識がいきがちです。いっぽう、落ち着いて音楽史の連続性を意識し、その一曲について俯瞰した見かたができれば、曲の違いも浮き彫りになりますし、その曲らしさを表現しようとも思えるはずです。
課題曲の選定では、選定委員会の先生方の知識と経験が余すことなく投入されています。先生や保護者の方がコンペ参加をすすめることが多いと思いますが、「弾いてみたい」「ここがおもしろい」と思える魅力的な課題を考えることは、生徒さんの能動性を引き出すきっかけになると思います。
本日のトップニュースでは課題曲選定委員会の先生方のお話を紹介します。審査結果にとらわれることがない今、課題曲となった曲の音楽史上の位置づけや成立背景なども認識して、基礎力を身に着けて頂きたいと思います。
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