他人のために弾くピアニストへの成長
2020/12/03
今年の特級YouTubeライブは多くの方から「食い入るように観ました」というお声を頂きました。視聴者は演奏に感動し、演奏者はそのことに「弾きがい」を感じます。
教育の初期段階では、生徒視点では「自分のため」、親や先生視点では「子供・生徒の成長のため」に学びますが、生徒さんの成長とともに「聴衆に感動と喜びをもたらすこと」を演奏の目的とするのが理想です。
まさに、そんな流れが少しずつ出来ているのではないでしょうか。
来年度のPre特級は大幅改定し、特級3次予選同様にピアノ伴奏でコンチェルトを導入します。A2級からF級、そしてG級→Pre特級→特級と段階を経るごとに、演奏する動機として「他人を喜ばせる」ことの割合を増やしてもらいたいです。
ピアノを習い始めた人の大半はピアニストになりませんが、いずれ何らかの仕事に就きます。そして他人の喜びを糧に働くことが良い仕事だと思います。ピアノ学習の過程でも、その感覚を知ってもらいたいと願っています。
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