4期を用いた、音楽ならではの学び

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2016/07/08

速く、強く、正確に・・・機械のごとく楽譜を再生するだけなら、ピアノ演奏は限りなくスポーツに近づきます。

曲の構造や様式を体得し、そこから導き出される情緒やメッセージを聴き手に届けようとすることで、演奏は「音楽」になるのだと思います。

ピティナ・ピアノコンペティションの課題曲は、バロック・クラシック・ロマン・近現代の4期に分類されています。
それぞれの期ごとの時代背景や楽器の違いを意識して曲を弾き分け、審査員を納得させられた時に高い点数がつきます。

審査員もそれぞれのバックグランドを持ち、感じ方が違いますから、同じ演奏を聴いても点数が大きく異なることがあります。
参加される方にはそのことを受け止めていただきたいです。
そうすることで、スポーツや数学とは違う「音楽ならでは」の学びを得られるはずです。

今日のトップニュースでは「4期とは何か」について関係者の声をまとめました。コンクール参加者の皆さんには特にお読み頂きたいです。

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