コンペ開催期間中には「うちの子よりミスが多い子が予選通過しているのはおかしいのではないか」というクレームを頂くことがあります。しかしピアノ指導者にとっては、音楽的に弾くこと、表現することこそ、ピアノ演奏の醍醐味と考える方が多いと思います。

グランドピアノは、音楽表現をするには実に優れた楽器です。ですからピアノの先生は、できれば生徒さんにはグランドピアノを使って欲しいと願っているはずです。

とはいえ、住宅事情により電子ピアノしか買えないというご家庭もあるでしょう。また「とりあえず音を間違えずに鍵盤が弾ける」ことを目指すのであれば、最近の高性能な電子ピアノなら十分、という可能性もあります。

生徒さんが保有する電子ピアノについて考えるシンポジウムを11月4日(水)に行うことにしました。ピアノ指導者にとっては、見て見ぬふりをしている（かもしれない）この問題について、真正面から向き合ってみませんか。