名だたるピアニストが出演した伝統のステージ
2015/01/16
一般に「伝統」とは、昔からのしきたりをイメージするかもしれませんが、私の高校では「伝統とは勝利の体験なり」と教わりました。つまり、社会規範として受け継がれるというより、後々の人が自然に受け継ぎたくなるものが伝統だという考えです。
ピティナには「十代の演奏家」というシリーズリサイタルがあります。過去の出演者には関本昌平先生、根津理恵子先生など国際コンクールで活躍し、今は音楽家として立派に活動なさっている方が名を連ねています。
このシリーズはピティナの伝統です。高校1年で福田靖子賞を受け、3年生で特級グランプリとなった阪田知樹さんには、この伝統をさらに磨いて欲しいと思います。阪田さんが10代の時には開催のきっかけを逸してしまいましたので、例外的ですが、20代での出演です。そのくらい凄いピアニストです。
ぜひ伝統のステージを聴きにいらして下さい。5月5日(火・祝)に浜離宮朝日ホールで開催します。
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