インターネットの無い時代、音楽を聴く方法といえばレコードやＣＤを聴くことでした。今では、まず無料の"YouTube"で聴くという方が多いはずです。それでも、ライブやコンサートに行き、ＣＤを買い演奏者のサインをもらう人達がいます。

ピティナの読み物ページには、指導法、作曲家や作品のこと、世界各地の取材記事などが掲載され、無料で読めます。それでも、魅力ある内容なら書籍になってもやはり、買って読みたくなるものです。著者のセミナーに参加し、質問して直接話を聞くという積極的な行動を起こす人もいます。

もはやインターネットの記事は、書籍出版の準備段階と捉えるのが適切なのではないかと思えてしまいます。

この度、ピティナのウェブサイトで連載していた池川礼子先生の『100のレッスンポイント』が、音楽之友社から書籍として出版されました。他の連載記事も書籍化したいですし、書籍化にふさわしい良質な文章をピティナの読み物ページに増やしたいと願っています。