統計上、日本人は１人あたり約1,000万円の金融資産を持っています。４人家族なら4,000万円という計算になりますが、子育て世代でそんな大金を持っている家庭が多いとは思えません。資産は、高齢の方々が多く持っていると考えられています。

今年４月から、子育て世代を応援する「教育資金贈与」制度がスタートしました。孫の教育費のために生前贈与する際、税が掛からない仕組みです。ここで特筆すべきことは、文部科学省資料の教育費例として「ピアノ指導の対価」が明記されたことです。

レッスン場が自宅だとしても、看板やウェブサイトを出し、月謝にきちんと領収書を発行するピアノ教室が増えれば、まだまだ習い事としてのピアノを広げることができます。指導者の先生方にとっては、一つの好機としてお考え頂けると思います。