相性や目的によって音楽の価値は変わる
2013/05/31
子どもの頃から100点満点のテストを受けて育ち、貨幣経済で価格の上下が明確に示される世界に生きていると、自分の外側に絶対的な価値があるような気がしてきます。物事にそういう側面はありますが、決してそれだけではなく、相性や目的に応じて価値は変わってきます。
たとえば、先週行われた『赤とんぼ』の編曲オーディションでは、評価者の立場や目的の違いによって、選ばれ方がまったく異なってきます。作曲家なら作曲技法的に優れているかどうか、ピアノ指導者なら生徒が喜んで練習し、勉強になる曲かどうか、出版社なら売れるかどうかという視点で選ぶのが自然でしょう。
世の中にはいろいろな立場の人がいますから、どんなタイプの人も「適材適所」で活躍の場が得られることがあります。
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