子どもを飽きさせない音楽鑑賞教室
2013/05/06
尚美バリオホールにてピアノコンチェルト鑑賞教室を実施しました。フィガロの結婚序曲はともかく、ベートーヴェン・ピアノ協奏曲第2番を小学生に飽きさせずに聴かせるにはかなりの企画力が必要とされます。
第一楽章では、初めオーケストラだけで第1主題が展開し、2分30秒後にその主題をなぞるようにピアノが入り、そのうち第2主題が出てきて最後にはかっこよくピアノでカデンツァ。ステージの上にはオペラの歌詞翻訳のように次々と聴きどころが表示されます。第二楽章はじっくり聴いて物語を作ってもらい、第三楽章は、ロンド形式でAの部分のみカードを上げさせました。こうして子供たちが長いクラシック曲を最後まで聴けたのです。
オペラや歌舞伎のように、器楽でも初心者向けにはリアルタイムに聴きどころが表示され、演奏前に主題などを紹介するコンサートがあってもよいはずです。今度は、ヴァイオリンデュオやピアノソロでクラシック音楽鑑賞教室を開いて、どこまで子供たちに興味を持ってもらえるかチャレンジしたいです。
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