曲の知識はピアノ指導者の生命線

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2012/02/17

ピアノの先生が生徒さんのために選曲することは、医者が薬を処方するのに似ています。適切な課題を与えられるかどうかは指導の成果に直結しますから、曲の知識はピアノ指導者の生命線と言えます。

医者の場合、製薬会社の担当者から最新情報を学べるそうですが、楽譜出版社の担当者がピアノ指導者一人ひとりを訪問して「ここでつまずいている生徒さんにはこんな曲を与えるといいですよ」などと提案することはありません。全国の楽器店等で「楽譜の使い方」を学べるセミナーが開催されていますが、特定の楽譜や曲にスポットがあてられることが多く、網羅的に多くの曲を知れる機会は意外に少ないと思います。

そこで、ぜひお勧めしたいのが、ステップ課題曲を活用することです。ウェブ上の課題曲一覧には選曲実績が表示されるようになりましたので、眺めるだけで、全国の先生方による近年の選曲傾向まで分かるようになっています。また、先日宮崎支部で実施された「ステップ課題曲説明会」は大変好評でしたので、他の地域にも展開して行きたいと思っています。

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