ピアノ曲を媒介としたコミュニティ作りを目指して
2011/12/09
「ショパンの英雄ポロネーズを知っている?」という質問を受けたとき、人によってはメロディを頭に思い浮かべて「知っている」と答えるかもしれません。またある別の人は、作品の背景を知り楽譜をアナリーゼしていない限り「知っている」という言葉は使わないかもしれません。
日常会話では気軽に「知っている」という言葉を使いますが、文脈次第でまったく違った意味合いになります。ピアノ曲に関して言うなら、(1)曲名を知っている、(2)音源を聴いたことがある、(3)コンサートで聴いたことがある、(4)楽譜を持っている、(5)本番で弾いたことがある、(6)レッスンしたことがある、など様々なレベルの関わり方があります。
来年4月からピティナ会員向けに有料で導入される「ピアノ曲事典マイページ」では、ナクソスの膨大な音源を聴くことができると共に、曲との「関わり方」を管理できるようにします。また、マイページ登録者どうしで情報交換ができるようにする予定です。ピアノ曲を媒介とした音楽人のコミュニティを作って行きたいと思っています。
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