コミュニケーションを伴う音楽

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2011/05/27

音楽人類学者の西岡信雄先生の話によると、地球上の全ての民族に音楽があり、その多くは踊ることと表裏一体だそうです。クラシック音楽でもバロック・ダンスやオペラのように、音楽が他ジャンルの芸術と融合している分野もあります。

その観点で今のピアノ教育を眺めると、小さな子供の頃から「ピアノ音楽」として学ばせ過ぎているのではないかと感じます。歌や踊り、他楽器とのアンサンブルを行い、積極的なコミュニケーションを伴う音楽をさせることが、もっと推奨されてよいと思っています。

ピティナが主催する日本モーツァルト音楽コンクールでは、他楽器とのアンサンブルが課題に出され、声楽やヴァイオリンの部門もあります。このコンクールが、ピアノとピアノ以外とをつなぐ窓口になればと願っています。

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