四期を弾き分けるコンクール
2011/02/25
女優の有森也実さんが『東京ラブストーリー』でヒロインの恋敵を演じていたころ、事務所にカミソリが送られてきたり街中で物を投げられたりしたそうです。ドラマと現実の区別がつかなくなるくらい、ドラマに没入する人がいたということです。石を投げつけられるのは困りますが、もしかしたら「女優冥利に尽きる」ことかもしれません。
ピアニストにとって楽譜とは、女優にとっての台本だと思います。音楽家は、聴衆を曲の世界に没入させることが理想です。ピティナ・ピアノコンペティションの参加者は4つの役作りをするつもりで曲の研究をし、練習するとよいのではないでしょうか。
3月1日に課題曲が公開されます。今年も皆様の奏でるドラマを楽しみにしております。
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