ピティナ・ピアノ曲事典は、年々アクセス数が伸び、毎月200万PVを超えるまでに発展してきました。実際クラシック音楽業界の方と初対面で名刺交換する時などは、たいてい「ピアノ曲事典にはお世話になっています。」などと言って頂けます。

この事典では特に音源試聴が人気ですが、９年間掛けて集めた音源は収録曲18,000曲に対して約1,000曲（音源は3,500種類）です。リサイタルやコンクールで演奏される曲の多くが、この1,000曲に集中しているのかもしれません。このペースでは、全ての曲に音源をつけるのに何十年もかかります。しかしピアノ曲事典の整備が進んで「ピアノ曲多様性」が上がれば、日本のピアノ文化がもっと熟成されたものになるはずと思い、ロマンを感じています。

この考え方に共感して頂いたピアニストの海老彰子先生や仙川アヴェニュー・ホールが、２年目の公開録音コンサートにご協力下さることになりました。2011年度前半の出演者（=ピアノ曲事典へのご協力者）をお知らせします。