教授の背中を見て育つ学生
2010/09/17
先月のピティナ・ピアノフェスティバルで、土田英介先生によるハイドンとモーツァルトの解析&演奏は大好評でした。そこで、ぜひ続編をやって頂きたいと申し上げたのですが、「当分は作曲に力を注ぎたい」とのお答えを頂きました。土田先生は東京音楽大学のピアノ科教授ですが、本分は作曲家であり芸術家なのだと思います。
理科系の大学教授の多くは、自分を教育者というより研究者であると考えています。学生がそろそろ自立してくる高等教育においては、教授自身が夢中になって何かに研究し、学生はその背中を見て育つという世界があってもよいのだと思います。命がけで作曲活動をなさっている土田先生に指導されるピアノ科の学生さんは幸せです。
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