来る10月４日(月)、紀尾井ホールと共催で、ペーター・レーゼル氏によるマスタークラスを実施することになりました。

レッスンを受けるのは、先日特級グランプリを受賞した梅村知世さんと、昨年度福田靖子賞を受賞した阪田知樹君。曲目はベートーヴェン・ピアノソナタ第13番とワルトシュタインです。ピティナの徹底研究シリーズに似たコンセプトの催し物になる予定です。

実はこのプロジェクトはつい一週間ほど前、紀尾井ホールの方との打ち合わせで、急遽開催が決まったものです。何事も慎重で用意周到にした方が良いのは確かですが、計画的であることを重視し過ぎると、このような偶然発生するチャンスを掴めなくなります。

当面、ベートーヴェンのソナタを指導する予定は無いという指導者の方も多いとは思いますが、偶然の機会を利用して学んでおけば、きっと役に立つ日が訪れることと思います。