先週末、『社会に飛び出す音大生たち』というシンポジウムに参加しました。

音大生が、地域の小中学校や病院などへのアウトリーチ実習やコンサート開催などを通じ、「社会で求められている音楽とはどのようなものか」を学ぶプロジェクトの報告会でした。これからの音楽家には、音楽そのものに精通しているばかりでなく、一般社会で音楽を活かす知恵と行動力が求められるのだと思います。

ピティナ・ピアノコンペティションは、純粋にピアノの演奏力のみを評価する制度です。つまり、たとえ上位に入賞しても、音楽家としての素養の一端を持っていることの証でしかありません。ピティナはその自覚を持ちつつ、特級の入賞者フォローなどをしたいと考えています。

本日、特級・Ｇ級とグランミューズ部門の要項が発表になりました。来年度も多くの方々にご参加頂けますことを心より願っております。