自己評価と他己評価
2008/11/07
先週末ステップに参加しました。5回目のステップにして初めて最後まできちんと弾け、終わった瞬間に充実感を得ることができました。止まってしまうとか、大きなミスをしないで弾けたかどうかなら自分でもわかります。自己評価でも達成感が得られるのです。
しかしその後、ステップメッセージで「もう少しテンポを速くして下さい」というコメントを読んで、ぱっと視界が開けました。審査員やアドバイザーに聴いて頂けるコンペやステップの醍醐味は「他己評価」だと。
一方、入賞者記念コンサートにはコンクールで予選・本選・決勝と、約20名の審査員から「他己評価」されて選ばれた方ばかりが出演します。その方々も、この日は審査の目を気にせず、大舞台でのびのびと演奏していただきたいと思います。
とはいえコンサートには観客がいます。お客さんは審査員のように点数はつけませんが心の中で様々に評価をします。見えない「他己評価」は常にあるのです。その評価は直接聞くことができませんから、結局、自己評価の技術を磨くことがお客さんを楽しませ、感動させることに繋がると思います。
このように自己評価と他己評価を組み合わせながら、人はバランスよく成長できるのではないかと思います。
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