若きピアニストの競演!
YouTubeLive、ニコニコ動画で配信予定!
♪ 8/18(木)10:15~(予定) セミファイナル
♪ 8/21(日)17:45~(予定) ファイナル
♪ 8/22(月)14:00~(予定) 表彰式
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特級セミファイナルからファイナルまでは、たったの3日間!
かつてのファイナリストの皆さんに、その熱く濃密な日々を振り返って頂きました。
また、決勝の舞台でオーケストラとの共演を経験された皆さんによる協奏曲論は必見の内容です!
1時間弱のプログラムとコンチェルトを弾ききったことは、その後の自信と、挑戦を恐れないことに繋がりました。今改めて演奏を振り返ってみると、まだまだ表現の可能性がたくさんあるし、もっと音を楽しむ余裕がほしいと、想いは尽きませんが、あの舞台を経験出来たことは、私にとって大きな力となっています。
セミファイナルの時は100%コンクールに挑む気持ちでしたが、ファイナルの時はオーケストラと演奏することが楽しみで仕方なかったので、精神的にポジティブな意識の変化があり、無駄なことは考えずとにかく演奏することだけに集中していました。コンチェルトは豊かな気持ちで演奏できましたが、緊張感は変わらずありました。
この期間を乗り越えられたのは、家族や先生方の支えがあったからです。心から感謝しています。
モーツァルトの協奏曲 第23番 KV.488 イ長調です。何度聴いても幸せになれる大好きな曲で、特に2楽章は不朽の名作だと思います。いつかこの曲をオーケストラと演奏するまでピアノはやめられない、と思い続けています。協奏曲に親しみのない方にも是非聴いて頂きたいです!ピアノソナタ11番(トルコ行進曲)や、交響曲29番、クラリネット協奏曲など、モーツァルトのイ長調作品には名曲がたくさんあると思います。
今とても興味があって勉強中なのはラヴェルの協奏曲です。ジャジーな旋律とわくわくするリズム、穏やかな優しさ、さまざまなエッセンスが盛り込まれたユニークな作品で、別世界へ誘ってくれるような曲想に、魅了されずにはいられません!
出演者それぞれの想いが詰まったプログラムと1度に楽しめる4つの協奏曲、情熱溢れる個性豊かな演奏に出会うことが出来ます!
昨年度のファイナルには過去最多数のお客様が来てくださっていて、満員の第一生命ホールであたたかい拍手の中迎えてもらえたことは、演奏者にとって本当に喜びとエネルギーになりました。
是非会場に足をお運びいただき、緊張感と熱気を生で感じて頂ければと思います!
セミファイナルのリストのソナタは新曲だったので、特に準備に必死でした。
「ピアノを弾く」ということよりも、「短期間で曲の本質にできるだけ近づく」という目標で練習をしました。
本番はとても緊張してしまい、必死になりすぎてしまったように思います。
ファイナルの協奏曲では初めてプロのオーケストラと共演させていただき、その重厚な響きに包まれて演奏させていただいたことが、とても幸せで、鮮明に記憶に残っております。
セミファイナルの曲目は新曲が多かったこともあり、2次予選が終わってからセミファイナルまでの期間は緊張と焦りでいっぱいいっぱいでした。
セミファイナルが終わってからファイナルまでの中2日間は、何かを超えたかのような精神状態になり、比較的落ち着いて穏やかな気持ちで過ごすことができました。
この2日間は、指揮者合わせや、オーケストラとの合わせのほかに、学校で練習したり、ヨガをしたりしていました。
ファイナルの前日の夜には先生がお電話を下さり、明日はどのような演奏がしたいのか、どういう心持ちで本番に臨むか、オーケストラの方々と「一緒」に音楽をすることとは、等についてお話しして下さり、もう一度自分の考えを確認し整理しました。
それにより、ファイナル当日は不安よりも演奏を楽しむことに気持ちを持っていくことができました。
ピアノのみならず、精神的にも支えてくださった先生方には心より感謝しております。
リストのピアノ協奏曲第2番は以前からとても好きな曲でしたが、特級で演奏させて頂いてからさらに思い入れの深い曲となりました。
私は、この曲はリスト特有の英雄的要素、悪魔的要素、そして美しい抒情性など、多くの要素が凝縮されている魅力的な曲だと思っております。
今後さらにこの曲のひとつひとつの魅力が表現できるよう精進いたします。
コンテスタントがひと夏をかけて、自分の限界に挑戦している熱い演奏が聴ける場所だと思います。
セミファイナルではリサイタル形式でコンテスタントのソロの演奏を聴くことができ、ファイナルではコンテスタントとプロのオーケストラとの熱い音楽の対話が聴けるのが大きな魅力だと思います。
もう2年も前のことで、とても懐かしく感じます。個人的には、すごく緊張しましたが、精一杯の演奏ができたと思います。
セミファイナルとファイナルまでの期間は短かったですが、全然コンチェルトが仕上がっていなかったので、とにかく必死で練習しました!とても大変でしたが、良い思い出です!
今僕自身が、ラフマニノフの協奏曲2番を勉強していて、コンチェルトの中で最も好きな作品です。感情が複雑に混じり合っていくような曲で、表現するのが本当に難しいですが、それが魅力だと思います。
セミファイナルは、コンクールなのにリサイタルを聴きに行くような感覚で楽しむことができると思います。 ファイナルは、1日に4曲もコンチェルトを聴くことができるので、本当に見応えがあると思います。実際、僕も去年ファイナルを聴きに行きましたが、どの演奏も本当に感動しました!! セミファイナルもファイナルも、生で聴くことでしか味わえない感動や興奮があると思います!
当時大学3年生だった私はちょうどこのコンクールの時期に、舞台で自分を見失ってしまい、いろいろな意味でのピアノとの距離感がわからなくなり壁にぶつかっていました。セミファイナルの舞台でもやはり思うように演奏出来なかったことが悔しく、演奏後に応援に駆けつけ会いに来てくださった地元の先生方の顔を見た途端涙をこぼしてしまったことを思い出します(笑)。
こうして聴き返すと、その当時の自分が表現したかったこと、内面的な捉え方、求める音や響き、曲の構成などたくさんの想いに溢れていたことを鮮明に思い出しました。反省点の多い演奏だと思いあまり昔の演奏を聴いていなかったのですが、欠点ばかりではなく、未熟ながらも必死に曲と向き合っていた2年前の自分から、改めてこの曲の素晴らしさを再確認することが出来ました。またいつか演奏したい大切な1曲です。
私にとってはセミファイナルからファイナルまでの2日間がコンクール期間全体の中で精神的にも体力的にも一番大変でした。セミファイナルからファイナルの短い期間で何かを意識的に変えようとは思っていなかったですが、逆にその過酷な状況のおかげで冷静になれた気もします。とにかくやるしかないと自分を奮い立たせて前向きにピアノと向き合っていました。
どのコンチェルトも本当に素晴らしい名曲で選べませんが、個人的に最近モーツァルトのコンチェルトをよく聴いています。課題曲の中で特に好きなのは23番で、透き通るような美しさを持っています。モーツァルトにとって珍しい嬰へ短調でかかれた第二楽章はとても繊細で美しく、気品さも持ち合わせており、特に好きな楽章です。また課題曲には含まれていませんが22番のコンチェルトも大好きな1曲です。
セミファイナルでは7人の個性豊かなコンサートのような舞台を、ファイナルではオーケストラとの一体感を、是非生の音で、空気で感じてコンテスタント達にエールを送ってあげてください。命を削る勢いで挑む熱い舞台はとても聴きごたえがありますし、何よりも聴衆の皆様のあたたかい応援やメッセージがコンクール期間中だけでなく、ピアニストとして今後の励みになる事と思います。どうぞよろしくお願い致します!
改めて聴き返すと当時のことが鮮明に蘇ってきますが、当時はとにかく必死でした。しかしながら、この曲を皆さんの前で弾きたいという気持ちが大きく、一生懸命演奏したことを思い出します。当時は一生懸命必死に向き合って舞台にかけましたが、今聴いてみると課題が山のようにあり、今演奏したらどのようになるんだろうという気持ちもあります。しかし、それこそが芸術という素晴らしいものであり、決して終わりの見えないものであると感じます。
特に変化はありませんでした。しかしオーケストラと一緒に演奏できることは本当に素晴らしい機会でしたし、楽しんで自分の演奏を最後までしようと思って短い間でしたが必死に取り組んだことを覚えています。再現芸術ということに関してはセミファイナル、ファイナルとも全く変わらないので、自分自身が皆さんに向けてなぜこの曲を演奏するか などの意味合いを考えていました。
ピアノ協奏曲は本当に名曲が多くあり、どれもそれぞれの作曲家が残した宝のような存在です。昔から大好きなピアノ協奏曲はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番です。今まで演奏はしていないですが、自分自身の中でこの作品は特別な存在です。ベートーヴェン中期の作品にあたりますが、非常に円熟されていて、洗練されています。二楽章などでは即興的な部分もあり、多くの要素が凝縮されているように思います。ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番は非常に有名ですが、また違うテイストですので是非皆さんに聴いていただきたい作品です。
ピティナ特級は国内最高レヴェルのコンクールであり、一次予選からファイナルまで莫大なレパートリーとタフな精神力が必要とされます。また、新たな作品との出会いの場としても楽しめるものであると思います。コンテスタントたちに心からの敬意を表しつつ、是非会場に足を運んでいただいて生の音を、音楽を自分自身の心で感じてみてはいかがでしょうか。音楽、芸術が素晴らしいものであると再確認できると思います。
- 堂々と、そしてfreshなエネルギーが溢れ出る素晴らしい演奏でした!
- すべての方にそれぞれの突出した魅力があり、素晴らしいコンサートとして涙しながら聴かせて頂きました。
- こんなショパンはじめてです。すばらしい!!
- 音響効果抜群の会場で、出場者全員のレベルも高く、充分に楽しませて頂きました。
- オーケストラと一体化して、グングンひきつける演奏がよかった。久しぶりに手足がしびれるいい演奏でした。
- わたしも、むずかしい曲をひいてみたいと思いました。オーケストラのなかで、ピアノをひいてみたいと思いました。
- 音楽家などの専門家だけでなく、一般のお客さんからの評価も大切だと思うので聴衆賞はとても良いと思います。
切羽詰まっていて、余裕がないコンクール期間中でしたが、そんな極限状態だったからこその音楽が出来た気がします。
一年経った今でもコンクール中にたくさん悩んだり、葛藤した日々を昨日のことのように思い出します。発表会やコンサートとは違い、コンクール中でなければ見えない景色もたくさん見ることが出来ました。たくさんの曲を演奏しましたが、どの曲も忘れがたいかけがえのない曲となりました。
コンクールの時は等身大の自分を表現できたと思いますが、更に成長した演奏が出来るよう、精進したいと思います。
セミファイナルからファイナルまでは、3日しかなかったので、とにかく必死にコンチェルトをさらいました。今までに味わったことのないような、濃密な3日間でした。この期間中に自分自身で変化したことは特にないように思いますが、集中力とモチベーションが最高潮に達して、緊張感も相まって、普段では考えられないアドレナリンが出ていたように思います。(笑)コンクール期間中は、常に「自分を信じて、最後まであきらめず頑張ろう!」と自分自身に言い聞かせながら、精神のコントロールに努めました。また、両親や先生、友人の熱いサポートが無ければ、最後までコンクールを頑張り抜けなかったと思います。本当に感謝しております。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第1番 嬰ヘ短調
やはり自分がファイナルで演奏した、ラフマニノフのピアノ協奏曲第1番は、私にとって特別な曲となりました。ラフマニノフの協奏曲といえば、2番や3番が有名ですが、実は1番はマイナーながらも隠れた名曲だと、私は思っております。
小さいころから、CDに入っていたこの曲を好きで何回も聴いておりましたが、そんな憧れの曲をプロのオーケストラの方々と演奏させていただけることが出来、コンクールということも忘れてしまうぐらい夢のような時間でした。CDで聴くのとは違い、実際のオーケストラの生演奏は、耳だけでなく身体全身に音が振動して響くので、感動もひとしおでした。
課題曲の中でしたら、プロコフィエフのピアノ協奏曲2番も大好きな曲なので、もしいつかオーケストラと共演出来る機会があれば、是非挑戦してみたいです。
セミファイナルは1人の持ち時間がおよそ1時間のリサイタルプログラムで、ファイナルは1日で4人のコンチェルトを聴き比べる機会があります。
コンテスタントの皆さんが、それぞれ一音入魂で演奏する姿には、普通のコンサートとは違う感動があると思います。 それぞれ十人十色の個性で、同じ楽器を奏でていても、世界観や音色は人それぞれ全く違います。その違いを堪能できるのも、特級の醍醐味だと思います。是非、皆さまのお気に入りのピアニストを、見つけて下さい。
出演者の皆さまには、どうか各ステージでベストが尽くせますよう、心よりお祈りしております。