入賞者のその後:倉敷支部入賞者記念コンサートにて山本悠流さんがゲスト出演

倉敷支部入賞者記念コンサートにて
山本悠流さんがゲスト出演

2025年3月20日【第3回ピティナ倉敷支部2024年度入賞者記念コンサート】を早島町ゆるびの舎にて開催いたしました。ピティナ提携コンクールにて入賞された91組の出演者の方々に、のびやかにそれぞれの想いを込めて演奏していただきました。寒さの残る1日でしたが会場は熱気に包まれました。

ゲストとして、第48回ピティナピアノコンペティション特級で銀賞を受賞された山本悠流さんをお迎えし、1,2,3部のあとにそれぞれ別のプログラムを演奏していただきました。

第1部
♬モーツァルト/ピアノソナタ第17番 変ロ長調 K.570
♬貴婦人の乗馬/ブルグミュラー
♬ピティナ・ピアノコンペティションA1級課題曲

第1部はブルグミュラーコンクール受賞者のみなさんの演奏でしたので、ブルグミュラー25の練習曲より1曲リクエストしました。「こんなふうに乗馬を弾けたらいいな♪」「こんな音でモーツァルトを弾きたいな♪」と参加者のみなさんの憧れの一曲になったのではないでしょうか。

第2部
♬シューマン/子供の情景Op.15
♬ピティナ・ピアノコンペティション B,C級課題曲

第2部はコンペやバッハコンクールなどの受賞者、幼児から小学4年生までの方の部でした。「子供の情景」全曲にスタッフたちも楽しみにしておりました。まるで物語を見ているような感覚で山本さんの演奏するシューマンに引き込まれ、小さなお子さんも楽しんで聴いておられました。

第3部
♬シマノフスキ/前奏曲1〜5番
♬グラナドス/ゴイェスカスより第1曲 愛の言葉
♬ピティナピアノコンペティションD級課題曲
♬ショパン/エチュード10-11

第3部はコンペやバッハコンクールなどの受賞者、小学5年生以上の方の演奏でした。山本さんの選曲もぐっと大人っぽくなり、迫力ある演奏とロマンチックな音色が参加者のみなさんの胸に響いたことと思います。時間に少し余裕があり、予定していなかったショパンのエチュードも演奏してくださり嬉しいサプライズになりました!

そして、各部それぞれに今年度のピティナ・ピアノコンペティションの課題曲を数曲演奏していただきました。

参加者の方から事前にリクエストを募り、曲目は直前にお知らせしましたが気持ちよくお引き受けくだいました。「山本さんの演奏が良かったからこの曲にする!」という声も聞こえてきました。

サイン会もたくさんの出演者がわくわくした様子で並んでおられ、山本さんとの記念撮影や握手を楽しんでおられました。

最後になりましたが、第3回ピティナ倉敷支部入賞者記念コンサートも出演者、ご家族、指導者の皆様、関係者の方々、ゲストの山本悠流さんのおかげで無事に開催することができました。ご協力、お力添えいただいた方々に心より感謝申し上げます。また次回の入賞者記念コンサートでみなさまにお会いできることを楽しみにしております。

レポート◎ピティナ倉敷支部 小野田あかね

山本悠流さんよりメッセージ

倉敷を訪れるのは初めてでしたが、趣のある美しい街並みと温かく迎えてくださった皆様のおかげで、とても充実した時間を過ごすことができました。会場となったホールは響きが素晴らしく、細やかに調整された調律のおかげで、楽器と一体となる感覚で気持ちよく演奏することができました。

今回は3つの部のそれぞれ最後に出演させていただき、モーツァルトやシューマン、グラナドスに加えピティナピアノコンペティションA~D級の課題曲も演奏させていただきました。ブルグミュラーの《貴婦人の乗馬》も演奏したのですが、自分の幼少時の日々を思い出し、懐かしい気持ちになりました。

演奏後にはサイン会があり、多くの方々と直接お話しできたことも嬉しい経験でした。音楽を通じて皆様とつながる喜びを改めて実感するとともに、演奏を聴いてくださった方々の温かい言葉に励まされました。

準備から当日までご尽力くださった倉敷支部の皆様に、心より感謝申し上げます。またこの地で演奏できる日を楽しみにしています。

山本悠流

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