入賞者のその後:福井支部入賞者記念コンサートにて山本悠流さんがゲスト出演

福井支部入賞者記念コンサートにて
山本悠流さんがゲスト出演

2月24日には、山本悠流さんが福井支部の入賞者記念コンサートにゲスト出演されました。
福井支部からのレポートをお届けします。


2025年2月24日(月)、ハーモニーホールふくい 大ホールにてピティナ・ピアノコンペティション福井地区予選優秀賞受賞者による第30回入賞者コンサートが開催されました。

今年の招待演奏は、昨年のコンペティションで特級銀賞を受賞された、山本悠流さんです。事前にシューマンの「子供の情景 Op.15」を演奏してくださるということを伺っており、先生方も出演される生徒さまもとっても楽しみにしていました。

山本さんは前日、愛媛県松山市でコンサートがあり、松山で一泊。コンサート当日、松山空港から羽田空港、羽田空港から小松空港。そして福井入り、というタイトなスケジュールでした。

この冬一番の寒波が居座っているこの日。無事、福井までお越しいただけるかドキドキで当日を迎えました。スマホで飛行機の運行状況を確認すると、松山から無事飛行機が発着したようで「よかった飛行機が飛んで!」と思ったのもつかの間、山本さんから「積雪のため羽田発の飛行機が1時間遅れ、会場のリハーサルには間に合わなさそうです」と連絡が入りました。あとは、本番の16時ごろの招待演奏の時間に間に合うことを祈るばかりでした。

予定より1時間遅れでしたが、なんとか無事会場入りされ、ホールリハーサルもなく、本番を迎えていただくこととなりました。

演奏後、山本さんに「いきなりの本番で大変じゃなかったですか?」とお聞きすると、「最初はピアノのタッチ、響きに慣れるまで少し緊張しましたが、大丈夫でした」とおっしゃっていました。

演奏は・・・そんな不安を微塵も感じさせることのない素晴らしい演奏でした。特に現代の若手のピアニストがアプローチする「子供の情景」はとても独創的で、素敵な演奏でした。

終演後は、多くの出演者の方との記念撮影にも気さくに応じていただき、山本さんには感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

レポート◎ピティナ福井支部 宮田悟夫

山本悠流さんよりメッセージ

福井は初めて訪れる土地でした。
積雪の影響で飛行機の到着は1時間遅れとなったものの、降り立った瞬間に広がる幻想的な雪景色に心を奪われました。さらに出迎えてくれた福井名物(!?)の恐竜たちのものすごいアピールに、地元ならではのユニークな魅力を感じ、思わず微笑んでしまいました。

演奏させていただいたハーモニーホール福井は約1,500席の素晴らしいホールでした。
出演されていた子供達の演奏が舞台裏に聞こえてきましたが、難易度の高い曲に挑戦している姿に感心しました。

福井での演奏翌日は、恐竜博物館や東尋坊を訪れ、新鮮な海鮮料理を楽しみリフレッシュすることができました。

このような素晴らしい舞台で演奏できたこと、そして福井の文化や風情に触れられたことは、私にとってかけがえのない経験となりました。
当日のタイトなスケジュールをスムーズに進めてくださり、温かいご対応をしてくださった福井支部の皆様に深く感謝いたします。

山本悠流

派遣公演のお問い合わせは、クラウドファンディング担当(tokkyu_project@piano.or.jp)までお願いいたします。


ご寄付はこちら