入賞者のその後:諏訪支部入賞者記念コンサートに南杏佳さんがゲスト出演

諏訪支部入賞者記念コンサートに
南杏佳さんがゲスト出演

12月22日には諏訪支部主催の入賞者記念コンサートに南杏佳さんがゲスト出演されました。諏訪支部のレポートをお届けします♪


ピティナ諏訪支部主催『第48回ピティナ・ピアノコンペティション 優秀者演奏会〜ピティナ・ピアノコンサート』は、2024年12月22日(日)茅野市民館マルチホールにて、行われました。

このコンサートは、ピティナ・ピアノコンペティション諏訪地区予選を通過した参加者で、長野県南信地区在住の方が対象のコンサートです。今回は園児から大学生まで、ソロ28組、連弾13組が出演しました。

特級グランプリの南杏佳さんはじめ、C級金賞小田原桜子さん、連弾初級B銅賞山田寛人さん・千代佳世さんペアの3組の皆さんが、コンサート最後に演奏してくださり、出演者、聴きに来たお客様、支部の先生方、皆さんとても感動されていました。

南さんが今回弾かれた曲は、リスト作曲『死の舞踏(Totentanz-Danse Macabre S.126/457 H8)』

南さんがプログラムのコメントに載せてくださった「グレゴリオ聖歌の『死』を意味する『ディエス・イレ』の主題による変奏曲であるこの曲は、『死』への恐怖を、時に美しく荘厳に、時に激しく、リストの超絶技巧で描き出しています」との通り、南さんの素晴らしい超絶技巧に、会場の皆さんは息をするのも忘れるくらい魅了され、惹き込まれました。また南さんが演奏するたびに愛着を感じるとおっしゃられる気持ちがとてもよく伝わり、ピアノの楽しさ、音楽の素晴らしさを改めて実感しました。

コンサート終演後には、集合写真を撮ったり、出演者がお話をさせていただいたり、個人的に写真を撮っていただいたりしました。一緒に写真を撮りたい出演者で長い列ができていました。

お疲れのところ、常に笑顔で丁寧に、にこやかに、そして明るく接してくださる南さんのお人柄もとても素敵で、ファンになってしまう方が続出でした。

また同じく招待演奏の小田原さん、山田さん、千代さんとも、お話したりしていまして、皆さんでとても和気藹々とした雰囲気で、見ていて微笑ましくなりました。

諏訪支部が新体制となって2回目のコンサートとなりましたが、やはり、長年招待演奏者をお招きすることに力を入れられていた前任の方の考えもあり、ここまで毎年特級グランプリの方をお招きでき、その演奏を生でお聴きできること、出演者にとっても、私たち支部会員の先生にとってもとても幸せなことと、改めて思いました。

最後になりましたが、これからの南さんのご活躍を支部会員一同、応援しております。

レポート◎ピティナ諏訪支部 藤澤真紀

南杏佳さんよりメッセージ

初めて訪れた長野県茅野市。舞台には素敵なクリスマスツリーが飾られ、温かい雰囲気の中、KAWAIの素晴らしいピアノで演奏させていただきました。

共演した子どもたちは明るく可愛らしく、その中には先日も共演した方がいらっしゃいました。約4時間半にも及ぶコンサートにも関わらず、最後までたくさんのお客様に聴いていただき、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。

先日、アメリカでMax先生と日本でのコンサートについて話していた際、先生がこうおっしゃいました。

「僕もツアーをしていた時に経験があるんだけど、同じ曲を何度も演奏する時は、毎回違うことを表現しようと意識するのがコツだよ。」

その言葉を受けて、流れ作業のようにならないため、自分自身が作品の魅力に飽きないために、本番ごとに新しい視点から作品を見せることの大切さを改めて感じました。

昨日も東京で演奏した「死の舞踏」をこのコンサートで弾いたのですが、その言葉を意識しながら演奏したことで、さらにこの作品が好きになりました。

南杏佳

派遣公演のお問い合わせは、クラウドファンディング担当(tokkyu_project@piano.or.jp)までお願いいたします。


関連コンサート情報
公演名 第48回ピティナ・ピアノコンペティション特級ガラコンサート
「ショパンとシューマン ふたりの天才」
日時 2025.2.11(火・祝) 14:00 開演(13:30 開場)
会場 J:COM 浦安音楽ホール コンサートホール
出演 南 杏佳(グランプリ)山本 悠流(銀賞)塩﨑 基央(銅賞)大山 桃暖(入選)
チケット 11/1~発売中
コンサート詳細

ご寄付はこちら