入賞者のその後:岡崎支部入賞者演奏会「はじめのいっぽ」に南杏佳さんがゲスト出演
2024特級グランプリ南杏佳さんの2つ目となる支部主催入賞者記念コンサートへのゲスト出演は、岡崎支部。
前日のリサイタルに続き演奏を披露した南さんは、入賞者の子どもたちに囲まれてのリハーサルや質問コーナーなどを通し、地元の子どもたちとの交流を深めました。
岡崎支部よりのレポートをお届けします。
11月4日、秋晴れの空のもと、20回目の入賞者演奏会を開催いたしました。小2から高3までの皆さんの輝く笑顔と心のこもった演奏を披露していただきました。
この日のゲストは、特級グランプリの南杏佳さんでした。
開演前のリハーサルは、人を入れないで行うのですが、この日は南さんにお願いして1曲だけ出演者の前で弾いていただきました。皆さん、目の前の素晴らしい演奏に釘付けになっていました。
南さんは、ショパン◎エチュード Op.10-12 革命、シューベルト◎即興曲集 第 2番 D935 Op.142-2、リスト◎献呈(シューマン)S.566 R.253、バッハ=ブゾーニ◎シャコンヌというプログラムで、トークを交えてわかりやすい解 説もしていただきました。
演奏後、「質問コーナー」お願いして子供たちの質問に答えていただきました。
どのくらい練習しますか?
母の影響でたくさんします。日によって様々だけど、練習が安心材料にならないようにしています。
ピアノを始めたきっかけ
母、姉の影響です。2人の練習している姿をみて始めました。
弾いていて楽しい気持ちになる瞬間は?
曲を弾き終わった時にお客様の幸せな顔を見た時です。
ピアノ以外にやりたかったことは?
アメリカに移住した時には英語を勉強しました。
出番前はどうされているか
緊張に対してネガティブにならないように、ストレスも楽しむようにしています。
終了後、皆さんから「特級の配信みて応援していました」「憧れの南さんに会えて幸せ」などなど、とても喜んでいただけました。
最後に「南杏佳さんの演奏は、もちろん素晴らしいのですがそれに加え、温かい人柄、フレンドリーな対応が演奏に感じられ、聴いていてワクワクするステージでした。」 これからの益々のご活躍を応援しています。
レポート◎ピティナ岡崎支部 清水恵子・演奏会スタッフ一同
岡崎支部には私の師匠である田村響先生の幼少期をご存知の方がたくさんおられ、移動中や休憩時間には先生の子供の頃のエピソードをお聞きして、心温まる時間でした。
入賞者コンサートでは子供達の素敵な演奏後、2部の最後に演奏させていただきました。曲の合間に質問コーナーがあり、たくさんの子供達が手を挙げ質問をしてくれました。私が小さい頃は彼らのように特級グランプリの方が輝かしく見えて、何を考えて弾いているんだろう、緊張はしないんだろうか、と憧れの眼差しで見ていたのを思い出します。今、私がその「憧れられる」立場に立っていることを深く実感し、気が引き締まると共に、次の世代がこんなにも意欲的にクラシック音楽に取り組んでいるという事実に感無量でした。
演奏中は皆様とても集中して聴いていただき、特にシャコンヌは今の自分の中で 1番の演奏ができたのではないかなと思います。ただひたすらに演奏に集中できる環境作りをしてくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
派遣公演のお問い合わせは、クラウドファンディング担当(tokkyu_project@piano.or.jp)までお願いいたします。
公演名 | 第48回ピティナ・ピアノコンペティション特級ガラコンサート 「ショパンとシューマン ふたりの天才」 |
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日時 | 2025.2.11(火・祝) 14:00 開演(13:30 開場) |
会場 | J:COM 浦安音楽ホール コンサートホール |
出演 | 南 杏佳(グランプリ)山本 悠流(銀賞)塩﨑 基央(銅賞)大山 桃暖(入選) |
チケット | 11/1~発売中 |