2020ありがとう月間 Vol.5:今、わたしたちにできることーStay At Home, Keep On Musicー 連載開始
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4月に入り、外出自粛要請が叫ばれる中、各地のピアノ教室から「対面でのレッスンができない」と苦しい声が届くようになりました。学校が休校になったうえに発表会やレッスンに行けなくなってしまった子どもたちを抱えるご家庭からも、「ピアノに対するモチベーションが下がってしまった…」「レッスンに行けなくて残念がっている」といった声が挙がりました。
通常のレッスンができない先生たち、そして自宅に籠るしかない子どもたちに、オンラインイベント以外にも何か役に立つコンテンツをお届けしたい。そんな想いから、4月6日に調査研究事業内の連載企画「今、わたしたちにできること-Stay At Home, Keep On Music-」が始まりました。
「おうちで音楽を続けよう!」をコンセプトに、ピアノに関わる様々な立場の方へ向けた情報発信を続けることを目的とした当企画。オンラインレッスンに関するアンケートやインタビュー記事、おうちで子どもたちがピアノに繋がっていられる工作コンテンツ、歴代特級グランプリからの激励メッセージリレーなどなど、4月から5月にかけてはほぼ毎日様々なコンテンツをお届けしました。
後々、この時期の記事を読んだ方から「オンラインレッスンのレポートを参考に、教室運営を立て直すことができました」「子どもがピアノのやる気を持ち直しました!」と多くの声が届きました。インタビューやアンケートにご協力くださった皆様、コンテンツの提供や制作にご協力くださった皆様、本当にありがとうございました。
これからもピアノに携わるすべての方に向けて、「今できること」の発信を続けてまいります。
取材・執筆担当/二子 千草
先の見えない不安の中、「他のピアノ指導者たちはどうしているのか知りたい」というニーズを強く感じました。Keep On Musicは、正解のない問いに対して「少しでも他の指導者の助けになれば」とご協力くださった多くの皆様の熱い想いの結晶です。