既存の事業がオンラインで新しい展開を見せる中、そのノウハウを活かしたまったく新しい取組もスタートしました。そのうちの一つ「ピアノ曲事典オーディション」は、ピアノ曲事典に掲載する演奏動画を公募し、選りすぐりの12名の審査員がその演奏を審査する、「みんなでピアノ曲事典をつくる」新プロジェクトです。

　10月17日（土）、ピアノ曲事典オーディション参加者が全国7会場と東京・巣鴨の本部事務局で、その審査用動画を公開収録するスタートアップイベント「ショパンの日」が開催されました。8会場の公開収録の様子をライブ配信でつなぎ、各地の挑戦者の演奏をリアルタイムでお届けするオンラインイベントです。本部事務局では、クラシック音楽ファシリテーター・飯田有抄さん司会のセンターチャンネルを据え、ゲストにピアニスト・宮谷理香さんをお迎えして、各地の出演者につなぎました。音源収録の挑戦者のみならず、各地で縁あるゲストピアニストも出演し、イベントを盛り上げてくださいました。

　「ショパンの日」含む第一次募集では200名以上の方が入選し、270点の動画が追加されました。年明け締切の第二次募集も70名以上の方が申し込んでくださっています。課題曲チャレンジや特級等で「動画審査」「ライブ配信」のノウハウができたからこそ生まれた事業です。お申込みいただいた皆様、イベント開催にご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。これからもこんな状況だからこそできる企画の開拓に積極的に取り組んでまいります。