2020ありがとう月間 Vol.20:歩みを止めないファイナリストたち

2020ありがとう月間
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 4名の特級ファイナリストは、努力し続ける姿勢の大切さを伝えてくれました。ファイナルの後も様々なステージで活躍しています。

 銅賞の谷昂登さんは、ファイナルのわずか2日後にソロ、その週末にコンチェルトという過酷なスケジュールの中、東京音楽コンクールで最高位に。ファイナルの熱も冷めやらぬうちに、嬉しいニュースを届けてくれました。入選した山縣美季さんも、10月末、日本音楽コンクールで第1位を受賞。来年、ショパン国際コンクール予備予選出場も控えての快挙に、期待が高まります。銀賞と聴衆賞を受賞した森本隼太さんは9月にオーストリアの音楽祭に招待され、世界レベルの演奏家たちと交流し、現地での演奏会でも絶賛を浴びました。

 そして、特級グランプリの尾城杏奈さんは国内のイベント出演が目白押し。神奈川フィルハーモニー管弦楽団との共演や多くのリサイタルを控えているほか、ラジオ出演や企業とのタイアップ企画も進んでいます。地元神奈川の子どもたちのための朗読コンサートや学校クラスコンサートなど普及活動にも積極的に関わってくださっています。

 この困難の1年に、音楽を通じてたくさんの勇気と感動を届けてくれた4人の若きピアニストに、心から感謝します。これからのさらなる活躍に、ご期待ください。

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