2019.12.4 石巻市&南三陸町で学校クラスコンサート開催!

実施レポート
2019ピティナ学校クラスコンサート
  • 2019年12月4日(金)
  • 石巻市立湊小学校、南三陸町立志津川小学校
  • 湊小学校 第1校時5年生(27名)第2校時6年生(31名)志津川小学校5年生(30名)
  • ブルグミュラ―コンクール東北ファイナル実行委員会
  • 菅原望(ピアノ)青柳呂武(口笛) 賛助出演 武内園子(鍵盤ハーモニカ)

12月4日(水)宮城県内の2つの小学校で「学校クラスコンサート」を実施いたしました。
最初に訪れたのは2017年にも訪問した石巻市立湊小学校。
東日本大震災の時には1階が浸水しながらも2階以上が避難所になっていたそうです。
授業は菅原望さんのピアノ演奏からのスタート。「革命のエチュード」
「クシコスポスト」ではとても速い菅原さんの指の動きに驚きの声が
上がりました。ピアノ曲の中に描かれている動物を考える「何の曲か当ててみよう!」のコーナーでは児童の皆さんとの対話が生まれ笑顔がこぼれる楽しいひと時になりました。

後半は口笛世界チャンピオンの経歴を持つ青柳呂武さんと菅原さんのアンサンブル。
「口笛吹きと犬」では曲中に小鳥の声が現れ本物のさえずりのようなきれいな音にうっとりしました。
マツコ・デラックスさんにも伝授したという青柳さんからの「口笛ワンポイントレッスン」にはみんな興味津々。その後には児童の皆さんとすてきな「きらきら星」の共演が実現しました。

午後には場所を移動して車で約40分の南三陸町立志津川小学校へ。昨年に引き続き2回目の開催でした。
児童の約7割が震災で家を失い、町の人口減少が心配されている地域ですが復興に向けて元気にがんばっている様子が皆さんから伝わってきます。
口笛での「ビヤ樽ポルカ」は軽快で楽しい曲。自然にみんなの体も動きます。
また、吹奏楽部で毎年演奏するという「威風堂々」(エルガー)を口笛+ピアノ+鍵盤ハーモニカでお届けし、音色の違う楽器でのアンサンブルの面白さを感じ取っていただきました。
最後は児童の皆さんとの合唱共演で温かい心のつながりを感じながら授業を締めくくることができました。

レポート 武内園子

子どもたちの感想
  • 僕は演奏を聴いて自分たちの身の回りのいろいろなものでたくさんの音楽が奏でられることを知りました。そして僕もいろいろなことをがんばりたいなと思いました。
  • 先生が弾いた貴婦人の乗馬は僕もブルーブルグミュラー コンクールで弾きました。望先生の演奏はすごく気持ちが よかったです。
  • 私はピアニストの手の動きを初めてみました。動きが速くすごかったです。私のお母さんが呂武先生を「マツコの知らない世界」で見たそうです。息の使い方が上手だなと思いました。
  • ピアノの音楽はとても美しい音色で魔法みたいだったし、口笛は何かの楽器みたいでとても楽しかったです。
  • 口笛はいつも吹いているあの口笛なのにきれいな音ですごかったです。鍵盤ハーモニカもきれいでした。口笛、ピアノ、鍵盤ハーモニカの3人での演奏はどれも最高で迫力がすごかったです。
  • ピアノ、口笛、鍵盤ハーモニカを聞いてすごいと思いました。自分は何もできませんがいつか挑戦してみたいです。
  • 鍵盤ハーモニカではきれいな音で指を見ないで弾いていてすごいなと思いました。
  • 口笛は自分が吹くとなめらかに吹けませんが呂武先生は鳥のように吹いていてすごいとおもいました。
  • 私は7才の時からピアノを習っていて、望先生のピアノを聞いて私もこんな風に弾いてみたいと思いました。また、最初は口笛で演奏ができることを全く知りませんでしたが呂武先生の演奏を聞いて「口笛はすごいな」と思いました。コンサートを企画していただいてありがとうございました。これからもがんばってください。
学校の先生からのご感想

今回のコンサートはプロのピアノ演奏者菅原望様と一緒に口笛の世界チャンピオンの青柳呂武様に来校いただきなかなか体験できない演奏を聴かせていただきました。 青柳様の口笛は私たち一般の人のものとは全く違う音色でまるで楽器から奏でているような心地よさでした。児童も魔法のような演奏に聴き入っていました。 児童は音楽のすばらしさに気付けたと思います。

取材 東北放送Nスタ宮城(12/4)・河北新報朝刊(12/22)

ご寄付はこちら