ピティナでは、2020年より遺贈寄付の受入を推進しています。
「ずっとピアノの先生をしてきました。遺産を次の世代のピアノ教育に役立ててほしい!」
「音楽が大好き。次世代の子どもたちにも、音楽の恩恵をつなげていきたい!」
「大切に使ってきたピアノ。ただ売ってしまうより、誰かの役に立つ形にできないかなぁ」
そんなおもいをお持ちの方は、ぜひピティナへの遺贈寄付をご検討ください。
遺贈寄付とは
遺贈寄付とは、ご自身がお亡くなりになった時に、資産の全部または一部を特定の個人・団体に寄付することをいいます。亡くなった後も寄付という形で誰かの役に立つ、「最期の社会貢献」の方法とも言えます。
今日の日本で、相続が発生している資金は年間50兆円規模と言われています。その多くは家族・親族間での相続ですが、最近では家族への相続だけでなく、生前から支援しているNPOの活動や、社会課題を解決するための公益活動へ寄付することに資産を投じることを検討する方も徐々に増えてきています。
あなたは上記説明のような「遺贈」という言葉を知っていましたか。(単一回答) (n=2000)
あなたは「遺贈」をしてみたいと思いますか。(単一回答)(n=2000)
- 遺贈のことは、すでに遺言書に書いている(0.3%)
- まだ決めていないが、遺贈してみたい(1.6%)
- 財産があれば遺贈したい(9.4%)
- 遺贈に興味・関心は持っている(7.4%)
- 遺贈は知らなかったが社会貢献のために何らかの寄付はしたいと思っている(5.3%)
- 遺贈や寄付には興味がない(76.3%)
法定相続人別の遺贈意向
参考:「遺言・遺贈に関する意識・実態把握調査」(日本財団/2022年)
日本財団の2022年調査によると、60~79歳の男女2000人の約6割が「遺贈」を認知しており、約4人に1人が「遺贈・寄付に関心がある」と回答しました。
特に遺贈の意向が強い層は子ども・配偶者のいない「おひとり様」で、約4割が遺贈寄付の意向を示しています。相続人不在で最終的に国庫に帰属するお金は、毎年数百億円にのぼると言われており、国庫に入る財産の使い道は指定することができません。「大切な財産を自分が生前お世話になった/関心のある領域で活動している民間の団体へ」と考える方が、増加傾向にあることがうかがえます。
ピティナへの遺贈寄付
ピティナでは、ピアノ・音楽がそばにある人生を送ってこられた皆様が、「ピアノ・音楽教育の未来になにかを遺したい」と考えた時に、そのおもいの受け皿となるべく、遺贈寄付の受入体制を整えてきました。
次世代を担う若き音楽家たちの育成を支援したい。
地域の子どもたちに、間近で音楽に触れる機会を届けたい。
音楽文化醸成のための調査・研究に貢献したい。
ピティナへ遺贈寄付をいただく場合は、様々な分野の中から寄付者様のご希望に応じてご寄付を活用させていただきます。
どのような支援にご興味があるか、まずはご相談ください。
たとえば…
- ピアノコンクールの冠賞設立
- 学校コンサートの地域展開
- ストリートピアノの普及
- ピアノ・音楽教育の調査・研究支援
遺贈寄付ストーリー
福田成康氏
ピティナの創設者で自身もピアノ指導者だった母は「音楽を広げるのは音楽の先生だ」と考え、ピアノの先生のネットワーク構築を通じて音楽教育の環境
整備に奔走しました。その長年の功績が認められて、2001年文部科学省より社会教育功労賞を受賞しました。
母は同年亡くなりましたが、その遺贈寄付によりピアノ学習者を支援する公益財団法人が設立されました。思いを継いだ会員の皆様の活躍により、子どもたちが音楽教育の中で多様に・豊かに成長しているのを見るにつけ、母はこの寄付を喜んでくれていると確信しています。
ピティナも加盟する遺贈寄付普及推進団体・一般社団法人全国レガシーギフト協会では、様々な分野での遺贈寄付のストーリー集を公開しています。