掲載日 | 級名 | お名前 |
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2017/01/26 | E級 | 森本 隼太さん |
「魔王」の登場人物4人を描きわけながら演奏したいです!
◎2004年12月生まれ。ピティナ・ピアノコンペティションにおいて、2011年A1ベスト賞。2013年B級ベスト賞。2014年C級金賞。2016年E級金賞、併せて洗足学園前田賞を受賞。2015年第29回京都芸術祭音楽部門にて亀岡市民新聞平和・未来賞を受賞。第69回全日本学生音楽コンクールピアノ部門小学生の部全国大会第1位、併せて野村賞、井口愛子賞、毎日小学生新聞賞、横浜市民賞を受賞。2016年みやこの文化まゆまろ賞を受賞。これまでに浅井千鶴先生、花谷加奈江先生に師事。現在は関本昌平先生に師事。京都教育大学附属桃山小学校6年生。第2部出演
演奏曲目
シューベルト=リスト編:魔王
まずはじめにピアノを始めたきっかけを教えてください。
小さいときに住んでいたマンションに、60歳くらい年が離れたお友達がいました。その友達がいつもハーモニカを吹いてくれました。僕はその音楽にあわせて、太鼓をたたいたり、歌ったりしていました。音楽がいつも身近にあって、電子ピアノをもらったことをきっかけに、3歳からピアノを習い始めました。
素敵なお友達ですね。幼いころから様々な楽器に触れられていますが、ピアノの好きなところを教えてください。
僕はピアニストの演奏を聴くのが好きです。小さな時からピアニストの真似をして遊んでいました。ピアノの曲は同じ曲でも人それぞれ表現方法が違っているところが面白いです。僕も自分の思うとおりに弾けた時はとても気持ちいいです。
ピアノを好きな気持ちが伝わってきます。そんな森本さんでも、やはりレッスンに励む中では、つらいと感じることもあるのでしょうか。
沢山練習しても出来ない時はつらいですが、もっと辛いのは本番の演奏を後悔する事なので、出来る限り努力するようにしています。
本番のためにレッスンに大変熱心に取り組んでいるのですね。師事されている先生はどのような方ですか。
関本昌平先生は優しくて、とても楽しいです。レッスンでは、僕が理解できるように身振り手振り、時には歌も交えて、とても分かりやすく教えてくださいます。僕もあんな風に自由自在にピアノを操ることができるようになりたいです。いつも生徒のことを考えてくださる最高のスーパーマン先生です。
浅井千鶴先生はいつも演奏の場を僕に用意してくださいます。無理と思うようなことも出来る!と勇気をいただけます。自由で自分らしく演奏するようにと、小さな時から教えていただきました。今は関本先生に教えていただいていますが、浅井先生はどんな時も僕を見守ってくださっています。
金賞受賞、改めて本当におめでとうございます。賞を得た瞬間の気持ちとその後の気持ちを教えてください。
賞をもらった時はビックリしました。コンクールでは緊張してしまい、全てを出し切ることができなかったからです。演奏中は手から汗がたくさん出てきて何度も拭いてしまいました。金賞の時、名前を呼ばれて嬉しかったですが、課題はたくさんあります。また、気持ちを切り替えてがんばります。
入賞者記念コンサートではシューベルトの「魔王」を演奏されます。なぜ「魔王」を選んだのか教えてください。
今回も関本先生と一緒に考え、「魔王」を選んでいただきました。関本先生にゲーテの詩を読んでもらいましたが、とても恐ろしいお話でちょっとビックリしました。お話は怖いですが、弾いてみたいと思ったのでこの曲に決めました。
「魔王」の中で特に注目してほしいところはありますか。
この曲は4人の登場人物がでてきます。語り手、父親、子供、魔王。
高熱にうなされた子供を父親が腕に抱えて闇の中を馬で駆け抜けて行きます。子供は魔王の囁きが聞こえて、最後は捕まり息が絶えます。曲の合間には馬のひづめの音がきこえます。この様子が伝わるように、演奏したいと思います。
コンサートでは、4人の登場人物をどのように表現したいですか。
魔王は甘く囁き、子供は怯え、父親は子供をなだめる様子を表現できるように演奏したいです。
楽しみにしています!最後に、今後の目標を教えてください。
手がもう少し大きくなれば、難しい曲にもチャレンジしたいです。
そしてホールで弾く時のイメージを忘れずに音色にもこだわっていきたいです。がんばります。
Youtube - 決勝での演奏
- 2017/03/20(月・祝) 第1部 13:00~開演/2部 16:30~開演
- 【会員・学生】各部(自由席/指定席):3,000円
- 【一般】各部(自由席/指定席):3,500円