掲載日 | 級名 | お名前 |
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2017/3/13 | F級[金賞] | 三田 有輝也さん |
2人の先生がそれぞれ僕の違った面の引き出しを開けてくれる様な気がします!
2001年5月生まれ。6歳よりピアノを始める。12歳より札幌コンセルヴァトワール在籍。2012年第45回カワイ音楽コンクールにて、連弾の部 全国大会金賞。2013年第67回全日本学生音楽コンクールにて、小学校の部 全国大会第2位、ANA賞。2015年ロシアにて研修。モスクワ中央音楽院でウラディミール・オフチニコフ氏より個人レッスンを受ける。クリンの春音楽祭出演。第69回全日本学生音楽コンクールにて、中学校の部 全国大会第3位。2016年第40回ピティナ・ピアノコンペティションにて、北日本1地区1位、北海道知事賞。全国決勝大会F級 金賞、聖徳大学川並弘昭賞。現在、棚瀬美鶴恵、宮澤功行の両氏に師事。第1部出演
演奏曲目
ショパン:ポロネーズ第2番 変ホ短調 Op.26-2
まず初めに、ピアノを始めようと思ったきっかけを教えてください。
子供の頃、テレビを見てピアノに惹かれました。
なるほど、最初はテレビの番組であったのですね。それではそのピアノの、どんなところがお好きですか。
まず、ピアノの音色が好きです。さらに1台だけでもきれいなハーモニーを奏でることができるところが好きです。例えば、オーケストラの曲をピアノ1台で弾くこともできるということ。つまり、オーケストラの多彩な音色も工夫すれば、ピアノ一台でもすべての楽器を表現することができるということです。多くの楽器が一台で表現できる楽器は、なかなかないと思いますので。
ありがとうございます。次に日々のレッスンですが、レッスンに励むことで成長したと感じることがありましたら教えていただけますか。
僕は、ピアノをやることで集中力や努力し続ける力が身に付いたと思います。さらに、技術的なことはもちろん、作曲家や時代背景なども学び、表現力も成長させることができました。
レッスンに励む中で嬉しいと感じたことがありましたら教えていただけますか。
毎回のレッスンの中で自分の成長を少しでも感じられる時がとても嬉しいです。また、自分で納得がいったと思えるような演奏をできた時もたいへん嬉しく思います。
レッスンに励む中でつらいと感じたことがありましたら教えていただけますか
昔、シューベルトを弾いた時に果てしない冬の旅のように曲の終わりがないように思えたときです。また、指があまりにもまわらなかったので泣きそうになったこともありました。
レッスンの中でたくさんの経験を積んでこられたのですね。それではそのレッスンをしていただいている先生はどんな方なのでしょうか。
棚瀬先生も宮澤先生もとても明るい先生で、レッスンに行くたび毎回、僕の知らないことを教えてくれます。その中でも棚瀬先生は僕の繊細な面の、宮澤先生は僕のダイナミックな面の引き出しを開けてくれる様な気がします。2人の先生に出会ってからは僕の世界が広がりました。
ありがとうございます。ところで演奏会ですが、演奏会ではショパンのポロネーズ第2番変ホ短調Op.26-2を弾かれるのですね?
はい、そうです。
この曲を選んだ理由を教えてください。
ショパンは自分の中で最も好きな作曲家のひとりです。その中でも音楽性を重視するという形でこの曲を弾くことになりました。棚瀬先生曰く、僕の雰囲気ととてもあっているとのことです。きっと、暗く重いところの表現や、やわらかくほんのり明るいところの表現が、いままでの僕が演奏してきていた音質、表現の仕方などとぴったり合ったんだと思います。
三田様にぴったりの曲なのですね。演奏される際、特に注目してほしい箇所はございますか。
ポロネーズのリズムはとても特徴的です。なので、リズムをもとにどのように曲が発展し、展開を重ねていくのか楽しみにしていてください。また、この時代の背景や曲の独特の雰囲気も感じ取って頂ければと思います。
コンサート本番ではどのような気持ちで演奏したいのか教えてください。
今まで応援してくれた皆さんに対する感謝の気持ちも持ちつつ、この曲を僕らしく表現するために没頭して演奏したいと思います。
ありがとうございます。それでは最後に、今後の目標を教えていただけますか。
就きたい職業などはまだ決まっていませんが、今後、様々な作曲家に触れてもっと僕の知らないことを知って、音楽を人生のいろいろな場面に生かしていきたいです。
Youtube - 決勝での演奏
- 2017/03/20(月・祝) 第1部 13:00~開演/第2部 16:30~開演
- 【会員・学生】各部(自由席/指定席):3,000円
- 【一般】各部(自由席/指定席):3,500円