3.出演者プロフィール
藤原 浜雄/ふじわら はまお〈ヴァイオリン〉
桐朋学園音楽科にて故鷲見三郎、江藤俊哉、海野義雄、斎藤秀雄の諸氏に、アメリカのジュリアード音楽院にてジョーゼフ・フックス氏に師事。全日本学生音楽コンクール、NHK・毎日新聞社共催の日本音楽コンクール、各第1位優勝。1968年イタリアのパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール第2位、1971年ベルギーのエリザベス女王国際コンクール第3位銀賞(いずれも当時の日本人としては、それまでの最高位)を受賞。現在、読売日本交響楽団の首席ソロ・コンサートマスター。桐朋学園大学院大学教授、東京音楽大学客員教授として後進の指導にもあたっている。
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三上 桂子/みかみ かつらこ〈ピアノ〉
札幌出身。4歳より遠藤道子氏にピアノを習い始め、のち桐朋学園音楽科にて井口秋子氏、パリ音楽院にてヴラド・ペルルミュ
テール氏、ニューヨークのジュリアード音楽院にてサッシャ・ゴロニツキー氏に師事。このほか室内楽をアルトゥール・バルサム、フィリックス・ガリミア、及
びジョーゼフ・フックスの各氏に学ぶ。全日本学生音楽コンクール、NHK・毎日新聞社共催の日本音楽コンクール、各第1位優勝。海外でも数々の賞を受賞。
1997年より札幌において、三上桂子プロデュースシリーズ「モーストリーチェンバーミュージック」を開催している。現在、桐朋学園大学教授。
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青柳 いづみこ/あおやぎ いづみこ〈ピアノ〉
演奏と執筆を両立させる稀有な存在として注目を集めており、「ドビュッシー・リサイタルI・II」(ナミ・レコード)「ド
ビュッシーの時間」(カメラータ)など6枚のCDが「レコード芸術」誌で特選版となるほか、師安川加壽子の評伝「翼のはえた指」(白水Uブックス)で第9
回吉田秀和賞、祖父青柳瑞穂の評伝「真贋のあわいに」(平凡社ライブラリー)で第49回日本エッセイストクラブ賞を受賞。
2001年には「水の音楽」の書籍(みすず書房)とCD(キング・レコード)を同時刊行、大きな話題を呼んだ。2003年リリースの「浮遊するワル
ツ」(ナミ・レコード)も、各紙誌で「創造の手応え」「行間にこめられた情念」と絶賛される。
最近の著書としては、「音楽と文学の対位法」(2006年、みすず書房)、「ピアニストは指先で考える」(2007年、中央公論新社)、「モノ書きピアニ
ストはお尻が痛い」(2008年、文春文庫)。
JMLセミナー入野義朗音楽研究所にて「ドビュッシーのピアノ曲・解釈と演奏法」開講。大阪音楽大学教授。◆ホームページ:http://ondine-i.net/index3.html |
砂川 涼子/すなかわ りょうこ〈ソプラノ〉
武蔵野音楽大学声楽学科主席卒業。同大学大学院修了。宮内庁桃華堂御前演奏会出演。1998年第34回日伊声楽コンコルソ第1位受賞。2000年第69回日本音楽コンクール第1位・特別賞受賞。2000年6月、新国立劇場小劇場オペラ「オルフェオとエウリディーチェ」エウリディーチェ役で、本格的なオペラデビューを飾り、オペラ歌手としてのキャリアをスタートさせる。2001年9月には、新国立劇場シーズンオープニング公演「トゥーランドット」リューで絶賛を博し、その後も「ドン・ジョバンニ」ツェルリーナ・「魔笛」パミーナ等で、新国立劇場公演に出演し、常に賞賛を浴びている。特に「ホフマン物語」アントニアでは、2003年公演でカヴァー歌手として控え、公演最終日に急遽代役として出演して絶賛を博し、2005年の再演では本キャストとして出演し、大成功を収めている。藤原歌劇団には、2001年7月、「イル・カンピエッロ」ガスパリーナでのデビュー以降、「ランスへの旅」コリンナ・「ラ・ボエーム」ミミ等で主演している。特に「ラ・ボエーム」では、歌唱・容姿ともに"理想のミミ"と賞賛を受け、NHKの全国放送でも大きな反響があった。2002年・2007年・2008年に、NHKニューイヤーオペラコンサートに出演。2001年から江副育英会の奨学金でイタリア・ミラノへ留学し、2005年には五島記念文化賞オペラ新人賞を受賞し、再度留学。2006年第12回リッカルド・ザンドナイ国際声楽コンクールでザンドナイ賞を受賞。藤原歌劇団団員。確かな技術に裏付けされた歌唱と美しい舞台姿で人気を博し、日本を代表する若手ソプラノ歌手として、活躍の場を広げている。◆ホームページ:http://www.sop-sunakawa.com/ |
藤原 藍子/ふじわら あいこ〈ピアノ〉
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻を卒業。在学中より演奏活動を始め、器楽や声楽の伴奏ピアニストとして、又オペラの音楽スタッフとして活躍中。現在、財団法人日本オペラ振興会オペラ歌手育成部並びに藤原歌劇団公演、新国立劇場オペラ研修所の音楽スタッフを務めるほか、Bunkamuraオペラ劇場「トゥーランドット」、新春恒例の「NHKニューイヤーオペラコンサート」(共に東京フィルハーモニー交響楽団)等にもチェレスタ奏者として参加している。ピアノを本荘玲子、森安芳樹に、伴奏法を森島英子、M.ムナーリ、D.マッツォーラの各氏に師事。2007年秋から文化庁新進芸術家海外留学制度研修員として、イタリアのミラノに留学。藤原歌劇団団員。
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篠崎 史紀/しのざき ふみのり〈ヴァイオリン〉
3歳から父・篠崎永育によってヴァイオリンの手ほどきを受ける。15歳の時に毎日学生音楽コンクール全国第1位。高校卒業と
同時に8年間のウィーン留学へ。師トーマス・クリスティアンの門戸を叩き、ウィーン市立音楽院に入学。翌年コンツェルト・ハウスでコンサート・デビューを
飾り、その後ヨーロッパの主要なコンクールで数々の受賞を果たす。1988年帰国後、群馬交響楽団、読売日本交響楽団のコンサートマスターを経て、97年
に34歳でNHK交響楽団のコンサートマスターに就任。以来、"N響の顔"として、ソリスト、室内楽奏者、指導者として国内外で活躍中。96年から東京
ジュニアオーケストラソサエティの音楽監督を続けている他、WHO評議会委員を務めている。完璧なテクニックもさることながら類い稀な美音は他の追随を許
さない。その風貌から「まろ」の愛称で親しまれており、自然なサービス精神で人の心を掴む魅力的なキャラクターを持つアーティストである。著書の音楽エッ
セイ「ルフトパウゼ」に、彼の音楽への熱く強い思いが込められている。◆ホームページ:http://maro.shinozaki-vn.com/ |
前山 仁美/まえやま ひとみ〈ピアノ〉
1987年生まれ。2006年ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ受賞。1996年ピティナ・ピアノコンペティションB級奨励賞。
1998年第15回教育連盟ピアノオーディションA部門入賞、同入賞者演奏会出演。 2000年ピティナ・ピアノコンペティションD級銅賞。
2001年第17回かながわ音楽コンクールユースピアノ部門中学生の部第1位、総合第2位、
トップコンサートにて神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共演。
2003年第1回ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。 2004年第5回ショパン国際ピアノコンクール in
Asia、アジア大会奨励賞。第9回浜松国際ピアノアカデミー受講。ピティナ・ピアノコンペティションG級金賞、併せて東京都知事賞、讀賣新聞社賞、ヒノ
キ賞、王子賞、洗足学園前田賞、受賞。第2回ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、 受講生選抜公開演奏会出演。
2005年フランスのMoulin
d'Andeにて行われたマスタークラス受講。アメリカにて行われたジーナ・バックアゥワー国際ピアノコンペティション Young
Artist部門第6位。第3回ロシアン・ピアノスクール in 東京受講、受講生選抜公開演奏会出演。 現在、モスクワ音楽院に在学中。
音楽院にてパーヴェル・ネルセシアン教授に師事。日本にて江口文子氏に師事。ピティナ・読み物:「ハイドンの世界」連載中。◆ホームページ:http://ameblo.jp/mhitomi/ |
黒田 亜樹/くろだ あき〈ピアノ〉
兵庫県立西宮高校音楽科を経て、東京芸術大学卒業。フランス音楽コンクール第1位。スペイン・ジローナ20世紀音楽コンクール現代作品特別賞受賞。日本現
代音楽協会主催現代音楽演奏コンクール優勝。朝日現代音楽賞受賞。20世紀の作品を中心としたレパートリーで、ソロ、アンサンブルの他、国内外の主要な
オーケストラとソリストとして共演。卓越した技術と鋭い感性は同時代の作曲家からの信頼も高く、主要な現代音楽演奏会に出演、内外作品の初演を多数手がけ
る。02年よりミラノに拠点を持ち欧州各国への活動の場を広げている。指導者としても、全日本学生音楽コンクールやPTNA全国大会、多数の国際コンクー
ルで入賞者を輩出。イタリア・マルツィアーリ音楽院マスターコース講師。◆ホームページ:http://www.kuroaki.net/ |
本多 昌子/ほんだ まさこ〈ピアノ〉
1975 第29回全日本学生音楽コンクール小学校の部全国第一位。 1977 PTNAヤングピアニストコンペティションE級 金賞受賞。 1982
4月 東京芸術大学附属音楽高校を経て、同大学入学、在学中に第52回日本音楽コンクールピアノ部門入選、学内にて「安宅賞」受賞、「芸大新卒業生演奏
会」にて芸大オーケストラと共演。 1987 旧西ドイツ、ケルン音楽大学に留学 当地にてリサイタルを催す。 1989年7月 ケルン音大を最優秀首席
の成績で卒業 90年3月芸大大学院卒業。
これまでに「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団と共演 95年、室内楽コンクールにて入賞。94年、CD「現代日本のヴァイオリン・抄」(Vn.天満
敦子)で共演ピアニストとして文化庁「芸術作品賞」を受賞。これまでに東京芸術大学附属音楽高校に非常勤講師として後進の指導にもあたっている。社団法人
全日本ピアノ指導者協会正会員、演奏研究委員。◆ホームページ:http://branch.piano.or.jp/suginami/ |
神田 英姫/かんだ ひでひめ〈ダンス(友情出演)〉
1989年東京新聞主催第46回全国舞踊コンクール現代舞踊ジュニア部にて第1位受賞。あわせて、文部大臣奨励賞、東京都知事賞、コンクール特別賞(高田せい子記念賞)受賞。1990年第24回埼玉全国舞踊コンクールモダンダンス部門第1部、埼玉舞踊協会奨励賞を受賞。日本大学芸術学部演劇学科洋舞コース卒業後は、名倉加代子氏のもとでジャズダンスを学び、様々なジャンルのステージに立つ。現在は名倉スタジオおよび自身のオープンクラスにて指導。またミュージカルやコンサートの振付、歌手のステージングなども行う。2001年12月にヴァイオリンの渡辺剛とともに"RED×RED SOUL COMPANY"活動開始。振 付及びダンサーとして独自の舞踊の世界を創り出している。 ◆ホームページ:http://www.watareco.com/ |
与那城 敬/よなしろ けい〈バリトン〉
兵庫県出身。桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所オペラ・ ストゥーディオ第46期本科修了。新国立劇場オペラ研修所第5期修了。新国立劇場オペラ研修所でのドン・ジョヴァンニの凛々しい演唱で一世を風靡し、ミラノに留学後、06年11月、東京二期会『コジ・ファン・トゥッテ』(宮本亜門演出・芸術祭大賞受賞)のグリエルモでセンセー ショナルな東京二期会デビューを飾る。その後07年小澤征爾音楽塾コンサート「カルメン」エスカミーリョ、レオンカヴァッロ「道化師」(読響)シルヴィオ、08年東京二期会「エフゲニー・オネーギン」(P・コンヴィテュニー演出)タイトルロール等を演じた。第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール第3位(1位な し)入賞。平成17年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてミラノへ留学。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位、中田喜直賞受賞。新国立劇場オペラ「愛の妙薬」(10年4月新制作)ベルコーレ役にも抜擢されている。二期会会員。◆ ホームページ http://www.yonashiro-kei.com/ |
山口 陽子/やまぐち ようこ〈ピアノ〉
桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。東邦音楽大学総合芸術研究所にてピアノ伴奏法を学ぶ。ザルツブルグ・モーツァ ルテウム音楽院リート伴奏科を経てドイツ・カールスルーエ国立音楽大学卒業。ハルトムート・ヘル、白井光子両教授の同大学リートクラスにおいて歌曲解釈、 伴奏法などの研鑚を積む。07年国家演奏家課程を最高点で卒業し、ドイツ国家演奏家資格取得。国際シューベルトコンクール・ラッコニージ(イタリア)室内楽リート部門ファイナリスト。日本、ドイツ、フランス、ベルギー、ルクセンブルクにて 様々な歌手とリーダーアーベントを行っている。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール最優秀共演者賞受賞。現在桐朋学園音楽大学嘱託演奏員。
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福川 伸陽/ふくかわ のぶあき〈ホルン〉
ホルンを丸山勉、田中正大の両氏に師事。2000年武蔵野音楽大学入学。優秀な成績で惜しまれつつ中退。2002年、スイス
にてブルーノ・シュナイダー、ヘルマン・バウマンらの教えを受ける。帰国後、2003年第20回日本管打楽器コンクール第二位。2005年第74回日本音
楽コンクール第二位。2004年10月の京都に始まり、東京を中心に各地でリサイタルを開催。また、国際協力活動にも非常に熱心に参加し、2005年に在
バングラデシュ日本大使館後援による同国初のホルンリサイタル(ストリートチルドレンの為のチャリティーコンサート)を首都ダッカで開いた。現在、日本
フィルハーモニー交響楽団首席ホルン奏者。音楽集団、ムジカ・ヴィッツ、つの笛集団各メンバー。◆ホームページ:http://kajiguria.com/nobuweb/index.html |
大堀 晴津子/おおほり せつこ〈ピアノ〉
4歳よりピアノを始める。
東京音楽大学ピアノ演奏家コース卒業、同大学大学院修了。在学中、特待生奨学金を得る。同大学ピアノ科非常勤伴奏助手を経て、現在ピアノ科非常勤助手として後進の指導にあたる。
1996年同コンペティション全国大会G級奨励賞受賞。併せて日本絹業協会長賞受賞。
1998年同コンペティション全国大会特級入選。
2006年第11回びわ湖国際フルートコンクール最優秀協演賞受賞。日墺文化協会フレッシュコンサート2006最優秀共演者賞受賞。
在学中より多数の演奏会に出演し、現在はソロ、室内楽や伴奏において演奏活動している。ピアノを武田真理、石井克典、迫昭嘉の各氏に、室内楽を水野信行氏に師事。
昭和音楽大学・同短期大学部非常勤伴奏講師。
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浜中 康子/はまなか やすこ〈バロック・ダンス〉
桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。ピアノを中山靖子氏に師事。故W. ヒルトン、E.
カンピアヌ両氏のもとでルネサンスおよびバロックダンスを学ぶ。ピアノ演奏活動とともにバロックダンスの研究をすすめ、97年、99年、01年、06年カ
ザルスホール、浜離宮朝日ホールにおいてT.ベアード、P.
ウィツトリー・ボーゲスを招聘し協演した「バロック音楽と舞踏のスペクタクル―ヴェルサイユの祝祭」では絶賛を博す。03年には日本経済新聞社主催「ヴェ
ルサイユ展」(東京都美術館)において記念講演および関連企画「華麗なる宮廷舞踏」(日経ホール)を上演する。都留音楽祭、新国立劇場バレエ研修所他にお
いて講座をもつ。主な著書に『栄華のバロックダンス―舞踏譜に舞曲のルーツを求めて―』(2001)、DVD『宮廷の華「バロックダンスへの招待」―舞曲
のルーツを探る―』(2000)、DVD『宮廷の華「バロックダンスへの招待
II」―劇場のダンスと音楽―』(2005)がある(いずれも音楽之友社から刊行)。平成12年度文化庁派遣芸術家在外研修員として渡米。現在、桐朋学園
大学、桐朋芸術短期大学、東京学芸大学講師。◆ホームページ:http://www.baroquedance.jp/ |
伊藤 誠/いとう まこと〈バロック・ヴァイオリン〉
東京芸術大学ヴァイオリン専攻卒業、同大学院研究科修了。モダン・ヴァイオリンを二村英之、バロック・ヴァイオリンを若松夏美に師事。01年よりイースト
コースト・バロックダンス講座(Rutgers大学)に演奏者として招かれる。バッハ・コレギウム・ジャパン等の演奏会に出演。音楽教育学関係の論文を多
数発表。現在、埼玉大学教育学部音楽教育講座教授、東京音楽大学非常勤講師。
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上尾 直毅/うえお なおき〈チェンバロ〉
東京芸術大学ピアノ科を卒業後渡蘭。アムステルダム・スウェーリンク音楽院にてチェンバロを、その後デン・ハーグ王立音楽院
にてフォルテピアノをそれぞれソリスト・ディプロマを得て卒業。チェンバロを鈴木雅明、渡邊順生、グスタフ・レオンハルト、アンネッケ・アウテンボッシュ
の各氏に、フォルテピアノをスタンリー・ホーホランド氏に師事。オランダを本拠にヨーロッパ各地でフォルテピアノとチェンバロのソリスト及び通奏低音奏者
として活躍。一方で、ミュゼット(18世紀フランスのバグパイプ)についても独自に研鑽を積み、数少ないミュゼット奏者としての演奏活動も精力的に行なっ
ており、その成果をインターネット・ウェブサイト「宮廷のミュゼット」で発表している。◆ホームページ:http://homepage.mac.com/muzette/ |
村上 敏明/むらかみ としあき〈テノール〉
国立音楽大学声楽学科卒業。平成13年度文化庁在外研修員として、イタリア・ボローニャへ2年間留学。その後、2007年までイタリアに在住。大学在学中
よりオペラデビューし、イタリアオペラを中心に38役の幅広いレパートリーを有し、新国立劇場・藤原歌劇団や、イタリアの劇場・フェスティヴァル等で、国
際的に活躍している。第9回マダムバタフライ世界コンクール優勝のほか、15の国際声楽コンクールで優勝または上位入賞。平成16年度五島記念文化賞オペ
ラ新人賞受賞。藤原歌劇団団員。人気実力ともに、日本を代表する若手テノール歌手として、活躍の幅を広げている。
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後藤 悠仁/ごとう ゆうじ〈ヴィオラ〉
東京芸術大学卒業。東京芸術大学大学院を修了後、日本フィルハーモニー交響楽団に入団。現在同楽団首席ヴィオラ奏者。ヴィオ
ラを中塚良昭、ウルリッヒ・コッホ、室内楽を黒沢俊夫、原田幸一郎の各氏に師事。2001年から毎年秋に、王子ホールなどでソロリサイタルを開いている。
日本フィルハーモニー交響楽団で
の自らの仕事に加え、アマチュア音楽家への指導も積極的に行っている。
これまで、北日本フィルハーモニー管弦楽団(北海道)、弦楽合奏団颯(東京)、稲城フィルハーモニー管弦楽団(東京)、 ICU Classic
Ensemble(東京)、田園都市フィルハーモニー管弦楽団(神奈川)などの指揮者としても活動。団員から、
継続的な指導を依頼されることが多い。また、トレーナーとしても、数多くのアマチュアオーケストラを指導している。
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清水 将仁/しみずまさひと〈ピアノ〉
東京芸術大学大学院ピアノ専攻修了、スウェーリンク音楽院卒。在学中、安宅賞を受賞。クロイツァー賞受賞。芸大オーケストラ
と共演。東京文化会館、すみだトリフォニーホールなどでソロリサイタルを行うほか、室内楽、伴奏など幅広く活動。演奏活動のほか、コンクールの審査、各地
でのレッスン、講習等、後進の指導にも積極的にあたっている。洗足学園音楽大学非常勤講師、当協会正会員。
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高橋 多佳子/たはかし たかこ〈ピアノ〉
桐朋学園大学音楽学部卒業、国立ワルシャワ・ショパン音楽院大学院研究科を最優秀で修了。第12回ショパン国際ピアノコン
クール第5位入賞をはじめ、数々の国際コンクールに入賞。ソロ・リサイタルやオーケストラとの共演など、演奏活動は日本とポーランドを拠点にほぼ全ヨー
ロッパに及ぶ。第22回日本ショパン協会賞受賞。CDは最新アルバム『ラフマニノフ/ソナタ第2番&ムソルグスキー/展覧会の絵』(レコード芸術
誌"特選盤")など全12タイトルをリリース。なかでも、ショパンの作品を時代ごとに取り上げた『ショパンの旅路』(全6タイトル)は、Vol.6が第
42回レコード・アカデミー賞にノミネートされるなど、その企画性と高い芸術性が話題を呼び、ロングセラーとなっている。2006年からはソロ活動に加
え、ピアニスト宮谷理香とのピアノデュオ・ユニット「Duo
Grace」としての活動を始動。また、2008年1月からは「加山雄三with大友直人シンフォニック・コンサート」全国ツアーに参加するなど、ますま
す意欲的な活動を展開している。◆ホームページ:http://www.takako-takahashi.com |
谷口 睦美/たにぐち むつみ(メゾソプラノ)
東京芸術大学卒業。同大学院独唱科、二期会オペラスタジオ修了。2006年4月二期会オペラデビューとなった『皇帝ティトの慈悲』セスト役で大成功を収め、世界的に高名な演出家であるペーター・コンヴィチュニーから賛辞を贈られるなど数多くの賞賛の声が寄せられた。07年12月には新国立劇場「はじめてのオペラ?『カルメン』」の主役に抜擢された。豊穣な歌声とスケール感のある表現力、舞台映えする容姿で久々の大型新人誕生との呼び声も高く、国内外からの期待が集まっている。08年6月には東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』作曲家で出演予定。二期会会員。
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五味こずえ/ごみ こずえ(ピアノ)
東京都出身。東京都立芸術高等学校音楽科を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科卒業。1991年ピティナピアノコンペティションF級にて奨励賞受賞し、受賞者によるモーツアルトコンサート出演。1997年コンセール・ヴィヴァン新人オーディション優秀賞受賞、1998年受賞者によるコンサート出演。同年、東京藝術大学同声会主催卒業演奏会に出演。2000年シカゴ音楽大学院春期短期留学音楽研修セミナーに参加し、ポール・ヘンチンスキー教授に師事、リュドミラ・ラザール教授のマスタークラス受講、同修了演奏会に出演。同年5月、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」でオーケストラと共演。2002年ウィーン国立音楽大学の夏期セミナーにおいてパウル・グルダ氏に師事し研鑽を積む。現在は器楽、声楽のリサイタル伴奏、NHK-FM出演をはじめとして、室内楽を中心に日本各地で活躍中。椎野伸一、谷康子、田辺緑、ヴァレリア・セルバンスキー、迫昭嘉の各氏に師事。◆ホームページ:http://kgomi.yuri-ds.com/ |
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