文部科学省主管の生涯学習の祭典「全国生涯学習フェスティバル(通称まなびピア)」は今年で22回目を迎え、「全国生涯学習フォーラム」と名称を変えて高知県にて開催された。
ピティナでは、高知県支部ならびに高知県ピアノ指導者協会とピティナ本部との共催で、11月21日(日)高知県立美術館ホールにて、「土佐の響き 高らかに!! ~龍馬の心でイノベーション~」と題する3部構成のコンサートを実施。
先天性疾患による障がいを持ちながらエレクトーン奏者として活動している武市光平による「光平バンド」でオープニング。
高知県ピアノ指導者協会が主催する「LLAピアノコンクール」出場者による「ぐるぐるピアノ」や楽しいデュオ演奏、平均年齢75歳の合唱団「コール・トワニー」、高知の活力ある女性を指す「はちきん」を名前にした「HACHIKINアンサンブル」、ピティナ・ピアノコンペティション全国決勝大会出場者によるソロ演奏、高知在住のピアニストによる華麗なソロ・デュオ等々、生涯学習に関わるさまざまな演奏・パフォーマンスが展開された。
第2部では、ゲストに高知出身のソプラニスタ岡本知高氏を迎え、この日のために結成された5歳から75歳の100名による「土佐カンタービレ合唱団」との大合唱。岡本知高氏の独唱では「天性の男性ソプラノ歌手」の生演奏に、満席の会場内が静まり返った。
約6時間に及ぶコンサートに、1,000人を超える聴衆の方々がご来場下さり、大盛況のうちに終了。来年のまなびピアの開催地である岩手県より、ピティナ岩手連絡所の成瀬ゆかり先生・晴山牧子先生が駆け付け、終了後の懇親会で、高知県支部の住友弘一先生・住友カヲリ先生と、まなびピア開催地のバトンタッチの握手を交わした。